____3月10日 ページ28
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( No side )
_________屋上
マイボイを眺める柊は先程生徒達の前で刺した左手を包帯で巻きながら笑った。
柊｢ふはっ……完全に悪者扱いだな｣
郡司｢それがお前の狙いだろ？…俺は例え自分の命が残りわずかだとしてもこんな事件は起こさない｣
確かに郡司の言ってることは正論だった。
そんな郡司の正論に柊は笑顔を返す。
柊｢ふははっ…そうでしょうね？まともな人間がやることじゃない。｣
けれど、柊の考えとは裏腹に郡司は優しい声で言ったのだ。
郡司｢お前がとち狂ってるとは思っちゃいねぇよ。……生徒を見てればわかる｣
昼間に見た熊沢の態度や思いを受け止めた“元教師”のセリフだった。
郡司｢……お前さん、痩せちまったな？もう、話してもいいんじゃねぇのか？どうしてお前がこの事件を起こさなきゃいけなかったのか…なぁ？｣
柊は腕時計をチラリと見る。
柊｢あと7時間58分……ゆっくり話してもお釣りが来ますね？｣
笑ったかと思えば、苦しそうな、悲しそうな、けれど真剣な、そんな表情で彼は語り出した。
柊｢きっかけは───────────文香のフェイク動画でした。｣
まず、事の初めは柊の恋人……相良文香のフェイク動画が前の学校で流れたことだった。
流れ始めて数日であっという間にそれは広がり、文香の心を蝕んで行った。
そして文香が口にしたのは、柊にとって聞きなれない言葉だった。
文香｢ベルムズって、────────知ってる？｣
柊の行動力はすごかった。
ベルムズについて1から全てを調べ、武智大和とベルムズの関係を洗い出した。
それを文香の父親である孝彦に伝えるが孝彦は娘のことを思い事を荒立てずにいようと話をした。
けれどそれで終わらなかったのが柊だった。
自ら魁皇高校の面接を受け、そしてそこで武智大和の罪を暴くと言ったのだ。
だが、運命とは残酷なもので。
柊の中に深く眠っていたはずのすい臓がんが目を覚ましたのだ。
ベッドの上で過ごす日々は余りにも滑稽すぎてやるせなさを感じ、何よりもやるべきことが沢山あるのに出来ない苦しさを覚えた。
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Lemon!?(プロフ) - こんなに素敵な作品を作っていただいてありがとうございました!!号泣してしまいました(笑)ストーリー性とか人間らしさとか夢主ちゃんがしっかり思いを伝える所とか命の大切さとか、この作品で様々なものを学ばしていただきました！本当にありがとうございました！！ (2022年9月18日 6時) (
レス) @page49 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ありがとうございました！ずーっと号泣してました笑この話を見てドラマを思い出しましたこの小説をいろんな人に見て読んでもらいたいと思いますこの小説を見たら誹謗中傷がどれだけ最悪のことかその一言でどれだけ人を傷つけているかわかるのでみんなに読んでほしいです (2020年11月30日 1時) (レス) id: 15fe2f62ff (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ありがとうございました！ずーっと号泣してました笑この話を見てドラマを思い出しましたこの小説をいろんな人に見て読んでもらいたいと思いますこの小説を見たら誹謗中傷がどれだけ最悪のことかその一言でどれだけ人を傷つけているかわかるのでみんなに読んでほしいです (2020年11月30日 1時) (レス) id: 15fe2f62ff (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございました！お疲れ様でした、これからも他の小説更新など頑張ってください！長文失礼しました！ (2019年3月26日 16時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わってしまうのが本当に寂しく、、最後の最後まで泣かせていただきました！そして、最後に申し訳有りません、、あとがきの前のラストページの最後の()内、闇へようこそ、が 闇へようそこ になってましたよ！ (2019年3月26日 16時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2019年3月3日 19時
