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( A side )
『……隼人、イカあげる』
甲斐「ん」
後ろの方でいつかのように涼音、蓮くん、光多、賢、隼人、私、唯月、愛華の順で座る私達。
全員揃うまで兵頭が握ったお寿司を食べようってことになった。
『美味しいね』
小宮山「っていうかAの忘れ物ってなんだったの?」
『あ!そうだ!!!』
とお箸を一旦置いて立ち上がる。
そうすればみんなの視線が集まるけど、気にしない。
持ってた紙袋をゴソゴソとしながら廊下側の前側の人たちに中身を渡していく。
結城「わっ、可愛い!!」
瀬尾「すげぇなこれ…沖が撮ったのか?」
『そう!』
そしてみんなに配り終えて席に座ろうとすれば唯月が立ち上がる。
諏訪「……ねぇマジで言ってんの?」
『営業だから!!!あ、立野くん!これ立野くんのお父様に渡しておいてくれる?何冊いるかな?何冊でもいいよ!』
そう。私が渡していたのは唯月のB5サイズの薄い冊子で、中身は唯月の写真集のようなもの。
みんな中身を見てすげぇとか美人!とか可愛いって言ってくれるから作った甲斐があったなって誇らしくなる。
『昨日夜中まで作ったんだから!!』
甲斐「クオリティの高さには毎回引くよ……」
『唯月のいい所全部載せるにはこんなもんじゃ足りないけどね!』
呆れたように席に着く唯月の隣に座れば小さな声でありがとって言われた。
『好きでやってるからいーの!』
諏訪「……まぁ、あのグラビアもAのその営業力だからなんも言えないけど」
へへへって笑ってまたお箸をとる。
なんか照れくさくって話を変える。
『お寿司、美味しいね』
諏訪「そうね」
そういえばまださくら来てないなぁって思ってマグロを食べれば兵頭が席に座ったまま私の方を向いて声をかけてきた。
兵頭「おい、沖…」
『ん?なに?』
え、わざわざここで言う必要あるようなことなの?ってくらいみんなの視線が集まってちょっとびっくり。
兵頭「あの時はごめんな」
『……あの時って?』
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Lemon!?(プロフ) - こんなに素敵な作品を作っていただいてありがとうございました!!号泣してしまいました(笑)ストーリー性とか人間らしさとか夢主ちゃんがしっかり思いを伝える所とか命の大切さとか、この作品で様々なものを学ばしていただきました!本当にありがとうございました!! (2022年9月18日 6時) (レス) @page49 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ありがとうございました!ずーっと号泣してました笑この話を見てドラマを思い出しましたこの小説をいろんな人に見て読んでもらいたいと思いますこの小説を見たら誹謗中傷がどれだけ最悪のことかその一言でどれだけ人を傷つけているかわかるのでみんなに読んでほしいです (2020年11月30日 1時) (レス) id: 15fe2f62ff (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ありがとうございました!ずーっと号泣してました笑この話を見てドラマを思い出しましたこの小説をいろんな人に見て読んでもらいたいと思いますこの小説を見たら誹謗中傷がどれだけ最悪のことかその一言でどれだけ人を傷つけているかわかるのでみんなに読んでほしいです (2020年11月30日 1時) (レス) id: 15fe2f62ff (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございました!お疲れ様でした、これからも他の小説更新など頑張ってください!長文失礼しました! (2019年3月26日 16時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 完結おめでとうございます!終わってしまうのが本当に寂しく、、最後の最後まで泣かせていただきました!そして、最後に申し訳有りません、、あとがきの前のラストページの最後の()内、闇へようこそ、が 闇へようそこ になってましたよ! (2019年3月26日 16時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2019年3月3日 19時