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柊「お前は、幸せにならなきゃならない……っ、だからこそ、しっかり、考えるんだ」
『なに、を、?』
柊「今必要なことはなにか、よく考えて行動しろ」
『だから、何を…?』
柊「大丈夫だ、周りをよく見て、ただ笑っていればいい。大丈夫だ」
大丈夫。そう繰り返す先生に涙が止まらなくなった。
『ねぇ先生───────』
そう問いかけた時、準備室に“侵入者発見”という声と赤いランプがクルクル回る。
トンっ、って先生がEnterキーを押せばカチャリとドアの鍵が開く。
『唯月、凉音…』
入ってきたのは唯月と凉音で。
諏訪「なにやってんの?甲斐がAのこと探してたけど」
『そ、なんだ…』
止めなきゃって思うけど中々止まってくれない涙を必死に拭う。
諏訪「……夕飯、取りに来たんだけど、お取り込み中だった?」
柊「いや、こっちの用はもう終わった。そこのダンボールだ」
『なっ、』
終わってないじゃないって言おうとしたけど、先生がもう何も語らない。とでもいうようにまた手を離し机に両手を置いた。
水越「…ねぇ、先生大丈夫?なんか、すごい汗かいてるけど……」
柊「大したことは無い」
そう言った途端だった。
視界が、回って、次に受けた衝撃は、痛みだった。
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赤くん(プロフ) - いくらこの状況だからっていっても、まじで兵頭くんが余計なこと言い過ぎてて…笑 (2019年3月2日 23時) (レス) id: b9d43c7122 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ラベンさんが書く3Aが1番好きです!3年後の甲斐くんと主人公ちゃんには可愛い子供が居てくれたら嬉しいですこれからも応援してます! (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d52b8fc88 (このIDを非表示/違反報告)
千紘 - 涼太君大好きです!毎日読んでます!番外編で、甲斐がイツメンに恋バナを聞かれてる話が読んで見たいです(*'▽'*) (2019年2月22日 16時) (レス) id: 6413ac4450 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年2月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
麗禾(プロフ) - 4幕おめでとうございます! (2019年2月21日 23時) (レス) id: a8354b0d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2019年2月21日 23時