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一方、女子トイレでは諏訪が個室に入りある人物に電話をかけていた。
電話をかけるものの相手は捕まってる最中だから繋がる訳もなく、留守電に変わる。
諏訪｢……唯月です。“です”っていうのもなんか変だよね？あのさ、全部私のせいだから。正臣が捕まったのは全部、私のせい…だから、ごめんね。｣
心のどこかで突っかかっていたものがスルリと少しずつ解けていくような感覚に陥る。
電話をかける前は考えが上手くまとまらなかったけどいざ口に出してみるとホロホロと溢れ出て、スラスラと文章になる。
その文章を言葉を選びながら伝える。
柊の言った、“自分の言葉一つで誰かを傷つけることができる。”という言葉を思い出しながら。
諏訪｢それから、ずっと気になってることがあって。なんで澪奈の動画を私に頼まなかったの？もしかしたら、正臣の優しさなのかなって…｣
そこまで言って言おうか迷ってたことを口に出してみる。
諏訪｢あと、Aのこと。Aと正臣が繋がってること知らなかった。これも、私のせいなんだけど…Aは私の親友。｣
あんな酷いことをされたのに、今は普通に話してくれるAの心の中を推し量ることも出来ないし、どう思ってるのか覗くことは出来ないけど、諏訪は心の中から思ってる。
諏訪｢Aには、私みたいに辛い思いしてまで芸能界に入って欲しくなかった。……あの時、ちゃんと言えばこんなことならなかったのに。本当に、ごめん。｣
言葉足らずだったあの時と違う。そう思えば涙が出そうになった。
諏訪｢でも、正臣のおかげ？…っていう、わけじゃないんだけど、Aと腹割って話せたから。……だから、今までありがとう。……さようなら｣
電話を切って息を吐けば、背負ってたものが少し軽くなった気分になる。
個室から出てみればそこにいたのは小宮山だった。
諏訪｢っ、……聞い、てたの？｣
小宮山｢…聞こえちゃったって、言って欲しいな…？｣
曖昧に笑った小宮山から視線を逸らしてドアに背中を預ける。
そしてポツリと語り出した、今の気持ち。
諏訪｢……うちらさ、澪奈に最低なことしたんだよね。｣
誰も何も言わないけど、きっとみんな心の中にあると思う。
それは、小宮山もそうだった。
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赤くん(プロフ) - いくらこの状況だからっていっても、まじで兵頭くんが余計なこと言い過ぎてて…笑 (2019年3月2日 23時) (
レス) id: b9d43c7122 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ラベンさんが書く3Aが1番好きです！3年後の甲斐くんと主人公ちゃんには可愛い子供が居てくれたら嬉しいですこれからも応援してます！ (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d52b8fc88 (このIDを非表示/違反報告)
千紘 - 涼太君大好きです！毎日読んでます！番外編で、甲斐がイツメンに恋バナを聞かれてる話が読んで見たいです(*'▽'*) (2019年2月22日 16時) (レス) id: 6413ac4450 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年2月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
麗禾(プロフ) - 4幕おめでとうございます！ (2019年2月21日 23時) (レス) id: a8354b0d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2019年2月21日 23時
