検索窓
今日:4 hit、昨日:19 hit、合計:612,548 hit

____ ページ11

.






須永「武智は景山を追い詰めた犯人かもしれねぇんだぞ?そんなやつから貰った推薦でも、お前は喜んで行くのかよ……」




そして、須永は言った。





──────────今回はしょうがねぇだろ。お前にはまた次があるよ






だけどその言葉は、瀬尾だけじゃなくて、華をも傷付けた言葉だった。




魚住「そんな簡単に言わないでよ!!」




そう、叫んだ華に驚いてみんなの視線が集まる。




魚住「3年間、毎日必死に練習して!一生懸命努力して、それでもダメで……諦めかけてた時に声をかけてもらって、こんなチャンス二度とないって喜んだ。なのに!!!……また、次があるだなんて簡単に言わないでよ…」




段々落ち着いてきたAの背中をさっきよりも優しく撫でれば呼吸も落ち着いてくる。


……確かに、華の言い分も分かる。

だけど、須永の言い分も分かる。


誰も何も言えずに黙った時だった。

甲斐に支えられたぶっきーがゆっくりと体を起こす。




柊「……瀬尾、お前のゴールはどこだ?スポーツ推薦で大学に入ることか?それとも、大学を卒業しても選手を続けることか?」




須永が瀬尾から手を離せばよろめく瀬尾。

目にたくさんの涙を浮かべてぶっきーと向き合う。




瀬尾「知らねぇし、分かんねぇよ……目の前のことに必死で、いっぱいいっぱいで!!!……考えたこともねぇよ」




そんな言葉にぶっきーは優しく笑った。




柊「そうか…お前達はそれでいい。」




瀬尾から目を離し、ぐるりとみんなの視線を受け止める。




柊「だがな、……教師はそうはいかない。お前達に、頼みがある。」






───────────俺という人間を、ジャッジしてくれないか





それが、先生の頼みだった。




.
.
.



お前ら、一旦戻れ。って先生に促されて他の生徒達は戻るけどAは腰が抜けてて立てない様子だった。




諏訪「A、大丈夫?」

『っ、怖、かった、…』






.

____→←____



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (325 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1457人がお気に入り
設定タグ:3年A組 , 甲斐隼人 , GENERATIONS   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

赤くん(プロフ) - いくらこの状況だからっていっても、まじで兵頭くんが余計なこと言い過ぎてて…笑 (2019年3月2日 23時) (レス) id: b9d43c7122 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ラベンさんが書く3Aが1番好きです!3年後の甲斐くんと主人公ちゃんには可愛い子供が居てくれたら嬉しいですこれからも応援してます! (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d52b8fc88 (このIDを非表示/違反報告)
千紘 - 涼太君大好きです!毎日読んでます!番外編で、甲斐がイツメンに恋バナを聞かれてる話が読んで見たいです(*'▽'*) (2019年2月22日 16時) (レス) id: 6413ac4450 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年2月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
麗禾(プロフ) - 4幕おめでとうございます! (2019年2月21日 23時) (レス) id: a8354b0d90 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ラベン | 作成日時:2019年2月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。