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今度はしゃがまずに立ったまま結城さんを見下すAは、スマホの画面をタップした。
『おっとー、ごっめーん！さっきのボイスレコーダー、マイボイに投稿しちゃった。』
結城｢っ、あ、……あぁ、｣
目を見開いて絶望の顔になった結城さんはガタガタ震えだして号泣し出す。
諏訪｢ちょ、A…｣
嘘だろ、まじかよなんてみんなの声が聞こえてくるけどAはまだ笑ったまま。
茅野｢……A、？｣
そう問いかけると、あはははって高笑いをした。
『なんてねー？……消したよ。』
スマホをポケットの中に突っ込んで、無表情で結城さんを見下ろすAに、結城さんは顔を上げて驚いていた。
『ねぇ、私が先生に協力してる理由ってなんだと思う？』
きっと誰もが、彼女の過去のせいだと思った。
だけど違った。
『あんたみたいな腐った考えの人を、私のクラスから1人でも多く消すこと。みんな自分ばっかで周りが見えてなくて、つまんないクズみたいな考えかたをするこのクラスが大っ嫌いだった。』
そう言った途端、彼女と仲がいい人たちはみんな目を見開いて固まった。
『でもね、ここ2、3日のみんなは好きなの。…先生が変えてくれた。だから凄く好きなの。でも、今の結城さんはすごく嫌い。大っ嫌い！！！！！』
そう、はっきり言い切った彼女に、結城さんは呆然と泣き尽くす。
柊｢……結城｣
結城｢ごめんなさいっ、本当にごめんなさい！ごめんなさい、許して、消す、消すからっ！！！｣
先生に名前を呼ばれ狂ったように叫んだ。
柊｢言ったよな、お前。“別にAちゃんの写真が世に出ても良くないですか？家族もいないんだし、困る人は誰もいないから”って。｣
甲斐｢ふざけんなよ、｣
甲斐くんが机と机の間を縫ってこちらへ駆けてくる。
だけどそれを先生が止める。
先生は結城さんに歩み寄り、胸ぐらを掴んで立ち上がらせる。
柊｢お前は！！！！！見てなかったのか？！？！Aのために必死に動いた甲斐や諏訪を。それを見ても、お前はまだあのセリフを言うのか？｣
結城｢言わないっ、もう言わないっ！！！！！！｣
柊｢もう一度言う。お前のたわいもない一言で誰かを救うことが出来る。笑顔に、させることもできる。｣
首を振り続ける彼女の襟首を両手で掴み揺さぶる先生。
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?? ラベン(プロフ) - 世恋さん» ほんとだ！！！ありがとうございます！笑 (2019年2月22日 13時) (
レス) id: eb4c247be4 (このIDを非表示/違反報告)
世恋(プロフ) - 遠くが見えないのは近視じゃないですか？違ったらすみません！更新頑張ってください！ (2019年2月22日 12時) (レス) id: 2be61dc08d (このIDを非表示/違反報告)
海理 - お誕生日おめでとうございます (2019年2月20日 14時) (レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
TWICE - お誕生日おめでとうございます！これから頑張ってください！ (2019年2月19日 22時) (レス) id: 08f374a58a (このIDを非表示/違反報告)
れあてぃん。(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！！うちのお兄ちゃんと同じ誕生日だったなんて笑 (2019年2月19日 19時) (レス) id: 2e97a00b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2019年2月11日 20時
