3年A組の、闇へようこそ 3幕

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(更新しないとか言っておいてするやつ)








準備室から飛び出て、廊下で息を整える。




『っ、』




涙を雑に拭って顔を上げると、目の前に隼人がいた。




甲斐｢……なんで泣いてんだよ、もしかして柊か？！｣




あの野郎って準備室に行こうとする隼人の腕を掴む。




『ちがっ、』

甲斐｢は？じゃあ、｣




なんでって言おうとした隼人に思いっきり抱き着く。




甲斐｢っ、……A？｣




どうしたんだよ。って頭上から聞こえるけど、答えられない。




『はや、と、』

甲斐｢…ん？｣

『っ、』




止まってくれない涙を止めたくて、頑張って止めようとするけど隼人の制服にどんどん吸い取られていく。




甲斐｢……泣くな｣




そっと指で掬い取られる。




甲斐｢A泣いてるの見るの、すげぇやだ。でも、俺以外の前で泣いてるのも、めちゃくちゃ嫌だ｣




ギュッ、って強く抱き締めてくれたから、少し落ち着いてきて、一体私達はこんな場所で何をしてるんだろうかと疑問になってしまう。




『ご、めん……えっ、と』

甲斐｢遅かったから、心配になった｣

『心配って笑』

甲斐｢柊に襲われてんじゃねぇかなって｣




何それって隼人を見上げたら、




『っ、……んっ、』




甘いキスが降ってきた。

それも思いの外長くって隼人の胸板を思わず叩いてしまう。




『ちょっ、…っ、』




やっと離してくれたと思ったらまた降ってくる。




甲斐｢……Aっ、｣

『ど、したの？』

甲斐｢もう、ぜってぇ離さねぇ｣




そう言って抱きすくめられて、身動きが取れなくなる。









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