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一方その頃地上では、
「ぐはっ・・・・・・がぐぐえごぼぁっ!?き、キサマァ!一体・・・・・・い、いった・・・・・・い!?」
筋骨隆々な軍人と彼岸隊最高戦力の一人が対峙していた。
今の今まで咲希の周りに群がっていた敵は、全員気絶していた。
なぜなら、
咲「七味をばら撒いただけだよ」
筋骨隆々な軍人の目が見開かれる。
咲「七味って鼻とか目とか・・・・・・いわゆる網膜にかかると痛いんだ。少なくとも、冷静に銃口を向けられないぐらいは。それを風上にばら撒かせてもらった。一対多数の戦闘でこれ程便利な武器はないよ。安いし、大量に手に入るし、攻撃は当たるし、風に乗るし、美味いし、蕎麦にかけてもおいしい」
「ちがう・・・・・・!」
咲「?」
「ちがう、ちがう、ちがう!!!!!!俺が聞きたいのはっ、
咲「???」
咲希は、何一つとして分からなかった。
なんで、コイツが喚いているのかが全く持って分からなかった。
「なんで、
あぁ、そんなことか、とようやく咲希は理解した。
咲「あなた達に
咲希は、どこまでも冷静だった。
まるで、こんな奴らに激情を向ける方がおかしい、と言わんばかりに。
咲「哀れだね、敵さんにですら本気で戦ってもらえない程弱い奴って」
ドッッッガァァァ!!!、ていう爆音が響いた。
筋骨隆々な軍人が、神月に向かって全力で突進してきた音だった。
でも、咲希は、まるで空を舞うような軽やかな踊りでそれを避ける。
そのまま、彼は海へと落ちていった。
彼の心配をする必要はないだろう。なにせ、ここには誰も死なせない『願い事の執行者』がいるのだから。
そう考えていた咲希に。
ぶすり、と柔らかい拳が突き刺さる。
ちょうど、心臓の辺りを貫通する形で。
この時まで、この場を支配していた者の鮮血が、舞った。
>>>
作者のミカみかんです。
やや、遅れてしまいましたが、この場をお借りして、作者から一言。
新年、あけましておめでとうございます!
これからも、『仇桜冥亜の物語』をよろしくお願いします!
遅れた理由は察して!受験勉強だよ!
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ミカみかん - ルキさん» どうにかさせよう、隊員(そう決心して続きを更新した人) (2021年2月9日 22時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - きっと、どうにかなるでしょう、隊長(考えるのを辞めた人の末路) (2021年2月9日 21時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» 波止場庵を突っ込んでからさらに状況が悪化しましたからね・・・・・・どうしようか、隊員。(思考中) (2021年2月9日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 戦争とは長く非道なものなのですぞ、隊長(←お前誰やねん) (2021年2月7日 22時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» な、んだ・・・・・・と・・・・・・っ!!!???((((勉強しろ受験生 (2021年2月3日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
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