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冥亜とて予想外だったのだろう。

ぐっ、と体をひいて後ろへと下がる。

その時だった。

ガゴン!!!!!!、と冥亜の後頭部に勢いよく何かがぶつかる。

「なぁ・・・・・・ガ、ハァッ!!」

咲「冥亜!?」

咲希が慌てたような声をあげるが冥亜はそちらに構っていられない。

「は、ははようやっとひっかかったかよ救命者」

そう。

冥亜は嘘つきが作った物品が見えない。

ほんの少しでも心から願ったことをそれていれば冥亜の銀の瞳には映らない。

最悪なことに冥亜があたったのは後頭部。しかも、重力という当たり前の物理法則が冥亜が襲い、まともに呼吸を扱えない。

痛みと重力。この二つの力がレールのようになって冥亜の動きを阻害してしまう。

結果、冥亜が辿りついた先を見て、絶叫したのは咲希であった。

咲「・・・・・・ッ!?だめっ。冥亜ぁぁっ!!」

とんっ、と冥亜の肩がマスドライバーによって穴が開いた所を分厚い透明なビニールへと当たった。

そしてそこへ追い討ちをかけるようにザンッッ!!と少年Aの日輪刀が冥亜が体重を預けていたビニールが破かれた。

そして。

ゴウッッッ!!!!!!、という掃除機の出すような音と共に冥亜の体が漆黒の世界へと吸い込まれていく。

酸素が全く存在しない真空の宇宙へと。

咲「あ」

もちろん、漆黒の世界に酸素ボンベも無しに人間が向かうのはただの自 殺行為にしかならない。

咲「あああああっ!!」

咲希の手が冥亜の銀の髪を掠めるがギリギリで届かない。

咲「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

そして、吸い込まれていく。

冥亜の体が死の世界である宇宙へと。

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ミカみかん - ルキさん» どうにかさせよう、隊員(そう決心して続きを更新した人) (2021年2月9日 22時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - きっと、どうにかなるでしょう、隊長(考えるのを辞めた人の末路) (2021年2月9日 21時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» 波止場庵を突っ込んでからさらに状況が悪化しましたからね・・・・・・どうしようか、隊員。(思考中) (2021年2月9日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 戦争とは長く非道なものなのですぞ、隊長(←お前誰やねん) (2021年2月7日 22時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» な、んだ・・・・・・と・・・・・・っ!!!???((((勉強しろ受験生 (2021年2月3日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミカみかん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年6月12日 20時

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