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ホワイトクイーン号。
鬼殺隊の風柱と水柱を撃破した優斗と楓は、二人してハイタッチをしていたが、ふとした瞬間、優斗だけが顔を見上げた。
その顔は困ったようにも怒ったようにも見える不思議な顔だった。
その変化を楓は敏感に感じとっていた。だてに十六夜咲希の親友を名乗っているわけではない。
「ねぇ、優斗。ひょっとして今回の純白戦争で咲希が冥亜さんに真っ先に縋らせたのはあなたの提案？」
「･･････、」
優斗は首を振り、うなだれるように楓の前で膝をついた。
そのまま、もうダメだと思ったのだろう。彼は再び口を開く。
「そうだよ。彼岸隊内に流れるウワサを操作し、『願い事の執行者』の摩訶不思議なウワサを咲希の耳に入るようにしたよ。戦争の所は結局は、人口、技術、資源が必須だ。俺と咲希と楓を合わせても三人だ、咲希の村を諦めて咲希だけでも救いたかった。だから咲希が『願い事の執行者』私を
「でも、咲希は自分の命よりもふるさとを守ってほしかった」
楓の言葉に優斗は、自嘲気味に笑い、
「あぁ、あぁ、こんなのは愚考だ!!全く持って咲希が誰よりも何者よりも仲間を大切にする子だっていうことに恋人のくせして気づけなかったんだから!!」
「冗談
声の質が、ゆっくりと変わっていく。
おそらく、親友の前では一度も出した事がない者へと。
「どうせ咲希の背中を追いかけ、尊敬している彼岸隊員の総意を汲み取って『願い事の執行者』に焚き付けたくせに」
びくりと優斗の肩が揺れる。
頭を下げたまま、しどろもどろに彼の言葉が続く。
「い、いや違う･･････!!この件に『あいつら』は関係ないっ、俺一人の愚考だ!!」
「それに」
ピシャリと楓は言い放つ。
「何があっても恋人の無事の祈りたいのは当たり前でしょ？それが例え恋人本人を悲しませることになったとしても、それでも恋人の咲希のしあわせを願うのが優斗なんだから。それにお前一体いつから咲希の『願い』をないがしろにできるほど
優斗は噛み締めた。
その言葉の意味と『願い』の底力を改めて思い知った。
噛み締めて、噛み締めて、噛み締めて、噛み締めて、噛み締めて、やがて彼はか細い声でこういったのだ。
「･･････だけど、このままじゃあ咲希の『願い』は叶わない。俺のやったことは最低だ。始めから俺から『願い事の執行者』に請い願っておけば、咲希は悲しまなかった」
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ミカみかん - ルキさん» どうにかさせよう、隊員（そう決心して続きを更新した人） (2021年2月9日 22時) (
レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - きっと、どうにかなるでしょう、隊長（考えるのを辞めた人の末路） (2021年2月9日 21時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» 波止場庵を突っ込んでからさらに状況が悪化しましたからね･･････どうしようか、隊員。（思考中） (2021年2月9日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 戦争とは長く非道なものなのですぞ、隊長(←お前誰やねん） (2021年2月7日 22時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» な、んだ･･････と･･････っ!!!???（（（（勉強しろ受験生 (2021年2月3日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
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