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咲「純白戦争ははじまった。ここでのびている黒幕なんてお構いなしに!!あそこを見てよ、ここから見ても分かるぐらいに炎があがってる!!フィルムとか『ガードオブオナー』がどうとかいう話はどうなったの!?もうそんな段階じゃないっ!!私達のゴールはどこにあんだよぉっ!!」
「決まっている」
しかし、冥亜は吐き捨てるようにいった。
「
あまりにもあっさりしていて、咲希にはリアリティが追いつかなかった。
怒っているのか泣いているのか分からない、くしゃくしゃの顔で咲希は呟いた。
咲「口にするのは簡単だよ･･････」
呪うように。
不安定な声色で。
かつて『願い事の執行者』が見てきた多くの人のように。
咲「私だってそうしたいよっ、だから空で戦って、深海まで潜って、優斗や楓達も巻き込んで、こんな所まで来たんじゃない!!ヘンテコフィルムの話はどうなったの!?中央システムは!?あれを壊せばどうにかなるっていう話じゃない!!」
ルールは向こうが決めていて、それを阻止するためのゴールはこちらが作った。
ただしこれは審判や監督が見守ってくれる、実際の殺し合いではなんの役にもたたない手合わせとは違う。
踏み潰す。
力や権力を使って強引にコマを進める。
現在はいい加減で、強者にしか特権がなくて、多くの不条理が認められている。
どれだけ刀を振り回しても、罵声と共に煙管を押し付けられる。
これは冥亜も体験しているのだから、痛いほど理解できる。
しかし、冥亜はこの程度のことで折れない。
不純物が少ない刀ほど折れにくいのと同じように、冥亜も、また折れない。
何故か？
「不条理に抗う力は一つだけだ」
勝者から敗者へのありがたい言葉ではない。
今の咲希は、冥亜と同じ。ルールを正しく守ってゴールしたのに、なかったことにされる不条理。
そのどうしようもない徒労感き心が折れているだけ。
同じように挫折し、失敗し、敗北してきた怪物には、分かる。
そんなものはまやかしだ。迷いの森でさまよっているだけだ。
本当の本当に心の奥底、魂の部分は『願い』を捨ててなんかない。
絶対に。
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ミカみかん - ルキさん» どうにかさせよう、隊員（そう決心して続きを更新した人） (2021年2月9日 22時) (
レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - きっと、どうにかなるでしょう、隊長（考えるのを辞めた人の末路） (2021年2月9日 21時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» 波止場庵を突っ込んでからさらに状況が悪化しましたからね･･････どうしようか、隊員。（思考中） (2021年2月9日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 戦争とは長く非道なものなのですぞ、隊長(←お前誰やねん） (2021年2月7日 22時) (レス) id: aeb816d1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミカみかん - ルキさん» な、んだ･･････と･･････っ!!!???（（（（勉強しろ受験生 (2021年2月3日 21時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
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