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in side
グループでの打ち合わせのあと、知念に呼び出されて、家に連れ込まれた。
伊「何よ、知念。強引だからぁ強引男子、嫌いじゃない」
知「要件だけ伝えるから」
玄関からあげてもらえず、靴をはいたままな俺。
知念は、靴を脱いで腰に手をあてて、俺を見上げてる。
知「服、脱いで」
伊「はいぃ?」
知「服、脱いで。それとも脱がされたい?」
伊「ち、知念?」
真面目な顔した知念に、身の危険を感じて、後ずさるけど玄関ドアが背中に当たって、逃げ場がない事を知る。
知「脱ぐ!」
伊「はっはい!」
着てたTシャツを勢いよく脱いで、下着姿になったから、両手で胸の辺りを一応、隠してみる。
知念の方が小さいけど、筋肉は絶対、知念の方がある。
俺・・・知念に・・・
伊「たったっ助けてー!山田ぁ!俺、知念に!知念に!!」
知「うるさいから。押し倒さないから」
伊「じゃあなんで服、脱げなんて言うんだよ!山田!山田ー!!助けてー!」
その場に座り込んで、知念を見上げれば筋肉もりもりな知念が、うしろを向いて、部屋の中に歩いて行った。
この隙に、Tシャツを着て、逃げないと!
ってあわあわしてたら、知念が帰って来た。
伊「俺は山田の物なの!知念、ごめんな。知念に抱かれる事は無理な」
知「はいはい。襲われそうなこひつじコントは終了。
これ着て、とっとと帰って」
知念が渡して来たのは、Tシャツ。
受け取って、広げたら知念に薮がくれたおみやげTシャツ。
伊「どうゆう事?」
知「ペアルックとか大好物でしょ。あなたのダーリン」
伊「まぁ」
知「激重ダーリンの目の前で他の男とペアルックするって、
いのちゃんって、ドSかと思いきや、お仕置きして欲しいドMだよね」
伊「はあっ!?」
なんだよ!
ドSとドMとか!
おみやげを着てあげたら、喜ぶよね薮。って大ちゃんと話して、打ち合わせの時に着て行こうって盛り上がって。
まあ、確かにペアルックと言えばペアルックだけど。
薮からのおみやげだし。大ちゃんだし。
伊「これは知念が薮からもらったやつだろ」
知「ちゃんと宏太に断りました。逆に涼介といのちゃんにお揃いのおみやげ買って来なくてごめん。だって」
伊「でもぉ・・・」
知「宏太が別のTシャツくれるって言ってたし、激重ダーリンが下で待ってるから、早く着て帰って!」
山田いるの!?待ってるの!?
色々、疑問はあるけどとりあえず知念がくれたTシャツを着る。
知「どんなお仕置きされたか、報告。してね」
伊「・・はい」
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作者名:昨日 | 作成日時:2023年2月21日 11時