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起きると既にお昼すぎて寝過ぎちゃった…と後悔
隣を見ると大ちゃんはいなくてのそのそとベッドから出てリビングに行くとソファに座ってどこかを見つめているようで控えめに声をかけた
「大ちゃん？」
「んあ、A昨日はごめんね」
「ううん、全然…会えて嬉しい」
「んふふ、サクマもうれしい」
「二日酔いとかは？大丈夫？」
「大丈夫そう、ありがとね」
久しぶりにみた気がする大ちゃんの顔
笑いかけてくれたのが嬉しくて胸のところがぎゅってなる
「ねえねえ、Aちゃん」
「ん？なあに」
「ちょっとここきて」
大ちゃんが自分が座っているソファの隣をトントンってする
言う通り座るとぎゅうっと私を抱きしめて顔が見えない
「大ちゃん？どうした？」
「……あのさ、」
「うん？」
「一緒に、暮らしたい」
「え、……」
「同棲、しませんか？」
ぎゅうって抱きしめられる力が強くなる
阿部さんの言ってたことってこれなのかな、なんて思ってみたり
「きゅ、急にどうしたの？」
「舞台が始まって、家に帰ってAがいないの無理だった」
「うん」
「もう死ぬかと思った」
「それは大袈裟だよ(笑)」
「んもう、笑い事じゃないの…やだ？Aはサクマと暮らしたくない？」
「もうなんでそうなるの？(笑)」
「だって、」と自信なさげの大ちゃん
「大ちゃんがそうやって思ってくれてたの嬉しい」
「ほんと？」
「ほんとだよ、なんで嘘つくの(笑)」
「俺もうめっちゃ考えた」
「ふふ、うん、ありがとう」
大ちゃんが同棲したいと言ってくれたのは正直凄くびっくりした
色々大変なのは目に見えてるけどワガママになってもいいかな、なんて
「わたしも大ちゃんといたい」
「え、」
「同棲のお話、お願い…します……」
そういうと大ちゃんはガバッと離れて私の顔を見た
「ほんとに言ってる？」
「ほんとだよ」
「んええ、まじぃ？」
「まじだよ(笑)」
「サクマがただいまって帰ったらおかえりって言ってくれる？」
「ふふっ、うん、言うよ」
「Aすき、だいすき」なんていうからわたしは顔を赤く染めるしか無かった
「昨日阿部ちゃんに相談乗ってもらってたらつい飲みすぎちゃった」と笑った大ちゃんはどこかスッキリした顔をしていて
私の為にそんなに考えてくれたんだって嬉しくなったんだよ
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めい(プロフ) - 杏子さん» 杏子さんはじめまして( ^^ )コメントありがとうございます！その様に仰っていただけて本当に嬉しいです♪また更新した際には、お読み頂けると嬉しいです（⌒_⌒） (2021年6月5日 23時) (
レス) id: a5ba782ef1 (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - 初めまして！コメント失礼します。めいさんの書く佐久間さんがすごく好きです。リアルでかわいらしい二人のやり取りにいつもときめきを貰っています…！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしていますね！ (2021年6月5日 23時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい | 作成日時：2021年4月28日 19時
