05：国を追われた者 ページ13
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今日も今日とてキャンディスの美味しい朝ご飯を頬張る。中でも初挑戦だと言っていた、生地の真ん中にナッツを乗せてバターを溶かしたバクラヴァがとても美味であった。
今日は花を栽培しているサバーフさんの手伝いに行こうと思っていたのだが、家から出ることになるからセノさんに頼らなくてはならないだろうか。
( それはちょっと……。 )
忙しいセノさんをわざわざ呼び付けて迷惑は掛けたくないし、今週のいずれかに手伝うと約束していたのだが……一先ず明日以降にしよう。
「キャンディス、今時間ある？」
「はい、ありますよ。どうしましたか？」
「一緒に七星召喚をプレイしよう」
私は初心者ですが問題ありませんか？と、どうやら私を退屈させないかと不安そうにするキャンディス。家を出ない理由が欲しいから、なんて少々失礼かもしれない理由を抱えながら「大丈夫だよ」とカードを広げた。
今回はキャンディスにルールを説明しながら、ゲームに慣れてもらうことを目的として行った。アクションカードと睨めっこしていたキャンディスがふと、私を見上げる。
「そういえば……Aさんはどうして七星召喚がお好きなんですか？」
「それは──」
すぐに言おうとして口を噤んだ。それから、いずれ話そうとしていたことを頭の中で整理してから口を開く。
「恩人に教えてもらったの」
「恩人……？」
「うん」
キャンディスは深堀しようとはしないが、私が話したいことだからとその恩人のことについて話し始めた。
「私はスメール人なんだけど、幼い頃から璃月に住んでて。でも両親が亡くなったことをきっかけに国を追われたの」
「…はい」
「その時、奇妙な覆面を被った集団に攫われそうになったところをその恩人の方が助けてくれて、スメールのガンダルヴァー村まで送ってもらったんだ」
「なるほど…」
「そのガンダルヴァー村に行くまでの間に、その恩人が好きって言ってた七星召喚を教えてもらって。私も好きになった」
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咲原(プロフ) - まるさん» 読んでくださり光栄です。。！ありがとうございます(˶' ᵕ ' ˶)！ (8月13日 12時) (
レス) id: 2d2082fe5f (このIDを非表示/違反報告)
まる - 最高でした！！お疲れ様です！ (8月13日 6時) (レス) @page48 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
咲原(プロフ) - あいうさん» ご覧頂きありがとうございます！元ゲームの雰囲気を壊さずに慎重に書いていましたのでそう言っていただき光栄です……！自分らしく執筆を頑張りますね！ (2023年2月21日 16時) (レス) id: 2d2082fe5f (このIDを非表示/違反報告)
あいう - セノの小説あまり無かったのでめっちゃ嬉しいです！話しも自然ですごいです。めっちゃ好きです。自分のペースで更新頑張って下さい！応援してます！！ (2023年2月20日 1時) (レス) id: 914ffe60d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲原 | 作成日時：2023年1月19日 12時
