【死柄木弔】崩潰地帯【轟焦凍】 (ページ9)

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再開地帯ページ9

眠いし何か疲れてる、、、？

霧:おはようございます、昨夜はしっかり寝れましたか？

雫:まさかそんなわけない。疲れた眠い。しんどいうわあああああああ()

弔:はぁ……………じゃあな、夕方までには帰って来いよ？

雫:大丈夫帰ってくるよ！！じゃあ黒霧行こう。

黒霧のワープが広がって、駅前の人通りの少なそうな翳り(かげり)のある場所に着く。

雫:帰りまたここで電話するから、黒霧宜しくね！

霧:死牙雫少し待って下さい。今回はフリーライターではないのでしょう？

雫:バレたかぁ……大人って凄いな。そうだよ、でも言わない、言わないよ？

霧:それに加えて個性だって…………否、すみません。あまりお気になさらないで下さい。

雫:個性までか…そっかそっか！！！
黒霧、もう1個お願いしていいかな？？

霧:はい、なんですか？

普段より更に増して黒霧から穏やかで優しい声が聞こえた。

雫:このこと、弔に言わないでくれる？

霧:貴女がそう望むのであれば言いませんよ、さぁその「人」とやらに会いに行ってきてください。

雫:ありがと、ありがとう黒霧～！！！行ってきます。

着いたのは病院。それも精神科が特に優れた所らしい。

私は未成年だからメディアが顔も名前もしっかり守ってくれてる。つまり顔バレはしていない。

怪しまれぬよう、フードを外してフロントへ足を運んだ。

雫:すみません。この病院に入院中の＿＿＿の見舞いに来たんですけど…

受付:はい、お見舞いありがとうございます。こちらになります。

紹介された場所の前、なぜだかすごく緊張する。緊張するような相手な訳ではないのに。

深呼吸して3ノック。扉を開くとそこには＿＿

雫:久しぶり、母さん。

透き通るような白い長い綺麗な髪の女性は、ずっと眺めてた外から視線を外し私を、みた。

驚いて言葉も出ない。えも言えぬとはこういう事なんだと思う。違うか。

母:雫…………？雫なの？

雫:雫だよ、母さん。ずっと会いたかった！全然会いに来れなくてごめんね！！

母:会いに来てくれただけでいいんだよ？ねえ、雫。これまでどこにいたのか教えてくれる？？

多分母親として1番聞きたい事なんだろうな。
どこでどんな風に成長してきたか。それを突然突き放されたんだ。

クソ親父によって。

今自分が敵連合にいること。すごく心地がいいこと。喉のすぐそばまで来ているのに、言葉が出ない。姉さんにはすぐ言えたのに。