【死柄木弔】崩潰地帯【轟焦凍】 (ページ7)

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再開地帯ページ7

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USJ襲撃から1週間くらい経って、身体を温めて庇ったせいか傷は順調に治ってきている。

その辺を歩くくらいならもう余裕だった。

弔:雫、少し外に出よう。たまには光を浴びないともやしになる。

雫:珍しいね、いいよ行こう。あ、そうだ。また雑魚やってもいい？？

弔:ホント飽きないよなお前。別にいいけどさ

バーの外へ出る短い廊下をルンルン歩いた。

雑魚さんに炙った鉄の棒を当てると、内心ゾクゾクする感じはやっぱりまだ慣れなくて、それでいて楽しかった。

相手の血とか掛かって来ないのがいい。

弔:表に出る、雫フードかぶれ。

雫:ん。

表側で流石にフード被ったのが2人並んで歩いてると、明らかなる不審者なので等間隔で間を開けて歩く。

フードを被って下向いて歩くと、白い自分の髪が見えた。たまにこちら側の利き腕な元美容師とかに切ってもらってはいたけど、結構伸びた。

胸元くらいまで伸びている。母さんもこれぐらいだったなあ。

弔:…………い！！おい！！雫！！！

フードの中に忍ばせた端末から弔の声がした。

雫:なに？

弔:そこの、、店の前のベンチで待ってろ。何か買ってくるから

雫:はーーーい

？: ..............................................雫？

久しぶりなのか懐かしい声が聞こえた気がする。

ちらっと目線だけ向けると、轟家独特の白い髪の女の人がいた。つまり、姉だ。

雫:冬美姉さん、、？

冬:！！！！！！！！！！まあ！！！！雫なのねまったくどk..

雫:静かにして。もう少し人の目がないとこ行こう。

裏側に通じる路地裏の随分表側に近い所に着く。

雫:弔、ちょっと用ができた。先帰ってて！

端末で連絡を入れて、電源を切る。

雫:冬美姉さん久しぶり。で、何？

冬:何っていう用事もないけど、、雫今までどこ行ってたの？

雫:焦兄から何も聞いてないんだ、へえ。
お姉ちゃん、私今、敵(ヴィラン)なの。もう何人も殺した。
こっちの方が楽に生きれるし、楽しいんだ。

あ、それとねこれ口外したら警察沙汰になるからやめた方がいいよ。

もう一度真っ向から目線を送ると、冬美姉さんは既に真っ青な顔で震えていた。
家に帰って来ない辺りで普通気付くでしょ。

雫:そういうことだから、じゃあねお姉さん！！

未だ震える姉さんを表側に押し出して、おどろきドンキーで雑貨を買って帰った。