結局お前もニセモノだってか？ウケる (ページ3)

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似せモノ2 ページ3

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飽和社会のマイノリティーたちが集まり、荼毘さんの狼煙(ホノオ)で皆配置につく。

指揮と、コピーを作り送り込むトゥワイスさんと黒霧さんを残して。

「おいおい、雫ちゃん早速サボりかァ～？！俺も良くするぜ、程々にな！！」

「そうだ、なんでまだここにいる。お前の仕事は索敵だろ」

そう。事前に組んだ作戦ではそうだった。

『思い付いたんです、さっき。

私としては非常に不愉快ですが、これもスムーズに回収するため。仕方がない』

荼毘さんは別に嫌いじゃない、苦手なだけ。

「何だ？まだ何かするのか？」

犯罪歴は0。思想は「ステインを継ぐ者」の一点張り。

怪しいに決まっているじゃないか。ああ、実に嘆かわしい。そんな人に、

『すみませんが、私の顔預かって頂けます？』

モノを預けるなんて。

「「は？」」

『顎と頭を支えといてください。

上空に浮かんでる間も五感は生きてるので、索敵も攻撃もできます。ただ、伝える手段がない。

雄英高校への襲撃で、貴方より歴が長いはずのクソ雑魚ヴィランが私以外全員捕まったのは、情報の共有ができていなかったからです。

あの雑魚とこの人たちは違うと思いますが念の為。念には念を。子供の私でもわかる、報連相は大事です。』

ほら、早くと急かす。

荼毘さん、あんなにヒョロヒョロだけどやっぱり男性なんだなってゴツゴツした手の触感だけを覚えながら、口元以外を【完全上昇】させた。

うん。よかった、成功だ。

さァて、ヒーローの卵刈り、始めますか！