謎の大佐短編集！ (ページ4)

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貴方と一緒に。謎の大佐深夜side ページ4

深夜side

4月24日

それは君の命日。

君が死んでから10年。

僕は34歳。だいぶ年をとったよ。

だけど君の年は10年前の名古屋の戦争のころ。24歳で止まってしまっている。

アリアは今も君を思って泣いている。予知をして、君が死ぬと知って、それを一人で抱え込んで、君が生き返らないとわかってて、いつも予知をして、涙を零して、

アリア｢...どうして...どうして...月夜なの...どうしてぇ...予知を...あぁ...だめだ。月夜が生き返る未来なんてないの...なんで...なんで！！！！｣

月夜ちゃんの部屋だった場所で決まった時間にアリアは来て泣いている。もう。壊れるんじゃないかってぐらい

君がいなくなって皆、変わってしまった。

那音ちゃんは植物状態で入院。

楓ちゃんは心ここにあらず。瞳に光が差し込まず暗い目をしている。

ほかのみんなも...変わっちゃったよ。

そんな僕はさっきも言った通り君の命日。

月夜ちゃんのお墓。全部綺麗にして花を活けて、最後に線香をあげる。

深夜｢...今日も...那音ちゃん目覚めなかったよ楓ちゃんも全然...皆、10年たってるのに...って僕も言えないよね人のこと。｣

僕はまだ後悔してる。あの時、月夜ちゃんが殺されるのを見てただけだった。

心臓を...一突きされていた。

那音｢ひっ！！｣

アリア｢っ...！！！！いやぁ...見たく...なかった...こんなの...わかってて...｣

深夜｢月夜！！！！！！！！！！｣

貴｢やっべ...俺...死ぬ...｣

深夜｢喋らないでよ！！！アリア！！ねぇ！！｣

アリア｢...だ、ダメなのよ...私の予知では...でも...いやだ...いやだ！！！！死なないで！！お願い！！！どうして！！！どうして！月夜なの！！いつも苦しい思いをするのは貴方...私ばかり守られて...｣

貴｢...まもって...ないよ...ゴフッ...はっ...はっ...アリア...幸せに...ね...深夜...｣

深夜｢やだよ！死んじゃダメだ！！喋るな！！早く！誰か！！｣

貴｢い、いい...から...ね...深夜...｣

深夜｢やめて...やめてよ...月夜...｣

貴｢...俺...幸せ...だった...深夜に...愛されて...俺...深夜のこと...ね...愛して...｣

深夜｢...月夜...？月夜！月夜！！！！！なんで！！なんで最後に！！｣

アリア｢あ...あああああああああ！！！！！！！｣

那音｢いやぁぁぁぁぁ！！！！｣

楓｢な、なんで...なんで！！！！｣

最後に...悲しそうに笑った。君を忘れない。

"俺。前から愛してたよ。"

そんな声が聞こえたきがした。