謎の大佐短編集！ (ページ20)

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戦争前謎の大佐ページ20

これは、ある一つの戦争前の話______

深夜side

ガチャと自分の部屋の扉が開く音がして振り返った
そこには普段縛られている髪を下ろして顔を俯かせた月夜が立っていた

深夜｢え？月夜ちゃん？どうしたの？｣
貴｢......｣

月夜は扉の所から一歩も離れずに俯いたまま返事もしない
不思議に思い月夜に近づいた

深夜｢月夜？｣

近づくとギュッと抱き締められた

深夜｢！？｣
貴｢...しん...ゃ...｣

月夜の声は今に消えそうな声だった
僕の胸に顔をうずめて言葉を続けた

貴｢死なないで......｣
深夜｢...月夜......｣
貴｢死なないでぇ.........｣

グスッと嗚咽音や泣く声が聞こえる
そこで僕はひとつ思い出した

深夜｢ごめんね。今思い出した...明日戦争だったね｣
貴｢ゔぅぁ...死なないで...深夜...｣
深夜｢死なないよ...とりあえず座ろ？ね？｣
貴｢ゔん｣

.

.

.

深夜｢大丈夫だから。もう泣かないで？｣
貴｢みんな死ぬかもしれない...怖い...｣
深夜｢大丈夫。大丈夫。安心してよ。僕は死なない。皆死なない。君も死なせないよ｣
貴｢...うん...ありがとう...｣
深夜｢いいんだよ。僕は君の彼氏なんだから当然。｣
貴｢う、うん//｣
深夜｢もう暫く僕によっかかってていいからね｣
貴｢...うん｣

暫くそうしてると隣から規則正しい寝息が聞こえた

貴｢すー...すー...｣
深夜｢！...ｸｽｯ...大丈夫だよ。君は僕が守るからね｣

頭を撫でると月夜は幸せそうに笑った

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久しぶりの短編更新です！
きっとこんな素直な主人公ちゃんは一生見られないかと笑
なぜあんなに主人公ちゃんが素直で可愛らしいのか説明させてください！！
え～っと幼い頃の主人公ちゃんなんですね。母を早くに亡くして自分を隠して？しまっていてそれが不安.焦り.恐怖から隠していた本当の自分？がでた。という感じです！はい！！
俺の頭の中の主人公ちゃんはそうなってます！！
ではまたどこかで～