謎の大佐短編集！ (ページ1)

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深夜と付き合って謎の大佐ページ1

本作ではまだ付き合ってないので早くイチャイチャさせたいので書いてみました！

ネタバレ含みます。
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深夜と付き合って。世界が変わった。

深夜と付き合って。毎日がキラキラしている。

そんな日常を送っていた。

やっと来た君からの告白。

『僕と...付き合ってください』

ずっとずっと待っていた。愛しい君からの告白。

にやけ顔を隠して、照れてる顔も隠して笑って答えて。

『喜んで。』

そう応えた時の君の顔。絶対忘れない。

びっくりした後頬を赤らめて今までに見たことがない顔で微笑んだ。

『ほ、ほんとに言ってるの...？ほんと？』

『なんで嘘つくのさ。ずっと待ってて...あ』

『え？ずっと...えぇ！？ま、まさか！』

『ごめん。気づいてた』

ふっと微笑んだら君は一瞬にして顔を赤くして照れた。

その顔が可愛くて、愛しくて一緒に笑った。

その瞬間から毎日が変わった。

そんな変わんないでしょ？そんなことないよ。

深夜と付き合ってる。それだけで世界が変わった。

楽しくて楽しくて。

楽しくて楽しくて楽しくて。

こんな世界が変わるものなんだ。

好きな人と楽しく暮らすって。

でも安心はできない。

俺ら吸血鬼殲滅部隊。月鬼ノ組はいつも死と隣り合わせの毎日。

いつ死ぬかわからない状況の中それでも楽しかった。

いつどっちが死ぬかわからない状況。

好きな人が死ぬかもしれない。

大切な君が死ぬかもしれない。

それだけで全身を駆け巡る恐怖。

滅多なことで泣かない俺は戦争が近づくなる度涙した。

でも、戦争が始まる前、泣かない日なんてなかった。

アリアが死ぬかもしれない。

そんな恐怖を押し殺して布団の中で誰にも知られずに泣いていた。

でも深夜は知っていた。俺が戦争が始まる度に夜な夜な泣いているのを。

あの時も泣いてる俺を慰めに来た。

『泣かないで。僕は死なないよ。君を置いてなんか行けないから。』

そう言って慰めてくれた。

でもやっぱり恐怖は消えなくて、戦争が始まる度に泣いては君が慰めに来て、

でもやっぱり楽しかった。

いつか戦争で死ぬかもしれない。

おばあちゃんになって、死ぬかもしれない。

それでもいい。それでもいいから君といたい。

そう思う俺はわがままですか？

それでもいいよ。そうつぶやく君を

永遠に愛すよ。

初短編。深夜と付き合って。