−Story９７− ページ48
「！！」
手足が自由になる。
動けるようになった。
ｲﾄﾞｰﾗ「一刻も早く此処から離れなさい。そして、サバイバー館に戻るのよ。」
「で、でも····」
美智子「安心せえや。彼らのことは私達が····」
ｲﾄﾞｰﾗ「····成功すれば良いのだけど····」
美智子さんとイドーラさんには何か策がありそうだった。
その策が何なのかは分からないが。
ｲﾄﾞｰﾗ「さぁ、早く行きなさい。彼らに見つかる前に····」
「····ありがとうございます····！」
私は部屋を飛び出した。
＊＊＊
「はぁ····はぁ····」
一心不乱に走り続け、途中で体力の限界がきた。
私は立ち止まり、呼吸を整えた。
サバイバー館まではあと数分くらいだ。
このままバレずに行ければ良いのだが。
美智子さん達は大丈夫だろうか。
私のせいで怪我を負ったりしたら····。
そう思った刹那。
何処からか梟の鳴き声が聞こえてきた。
「····！」
まさかと思い、鳴き声がした方を見れば紅色に輝いている目を覗かせている梟の姿があった。
そんな梟と目が合う。
ヤバい····！
あの梟はイライさんの····！
ｲｿｯﾌﾟ「ダメじゃないですか。勝手に部屋から出たら····」
ﾉｰﾄﾝ「悪い子だなぁ····」
後ろを見やればイソップさんとノートンさんが視界に入った。
そんな····！
美智子さん達はどうなったの····！？
イライ「何とかあの二人を退けられたみたいで良かったよ。」
ﾅﾜｰﾌﾞ「そうだな。」
囲まれた····！
このままじゃ····！
美智子「させへんで！」
ｲﾄﾞｰﾗ「其処までよ。」
「美智子さん、イドーラさん····！」
美智子「Aちゃん、私達に構わず逃げるんや！」
ｲﾄﾞｰﾗ「そのままサバイバー館まで走りなさい。」
二人の真剣な眼差しに、思わず私は駆け出した。
「ごめんなさい····！」
ﾅﾜｰﾌﾞ「逃げられると思うなよ····？」
イライ「俺達から逃げることは出来ない。」
ｲｿｯﾌﾟ「すぐに捕まえてあげます。」
ﾉｰﾄﾝ「早く捕まえないとね····」
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瑠璃色(プロフ) - 無気力さん» はい、宜しくお願いします！ (2020年1月2日 19時) (
レス) id: 70d77f59e6 (このIDを非表示/違反報告)
無気力(プロフ) - 明けましておめでとうございます。今年よろしくお願いします (2020年1月2日 19時) (レス) id: 39ab13f644 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色(プロフ) - 無気力さん» コメントありがとうございます！本当にごめんなさい…でも、必ずこの作品は完結させるのでどうぞ宜しくお願い致します。 (2019年12月4日 23時) (レス) id: 70d77f59e6 (このIDを非表示/違反報告)
無気力(プロフ) - お疲れ様です。楽しみに待っていますね！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 39ab13f644 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色(プロフ) - 巳鶴さん» 心配させてしまい本当にすみませんでした！ここ最近、忙しくなってきて中々更新することが出来ませんでした。ですが、ここから先はなるべく毎日更新出来るように頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。 (2019年12月1日 17時) (レス) id: 70d77f59e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色 | 作成日時：2019年10月25日 16時
