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逃げられない【傭兵ver】 ページ2

※この話に登場する傭兵はハンター化しています。

____

A side

「········」

ひたすら目の前にある暗号機の解読をする。


何としてでも皆で脱出したい。


そんな思いでいっぱいだった。

だが、そんな私の願いは儚く散った。


一緒にこのゲームに参加していたウィリアムさんとマイクさんが脱落。

残っているのは私とマーサさんのみだ。


マーサ『ハンターが近くに居るわ!』


無線からマーサさんの声が聞こえた。

どうやら、ハンターに見つかったらしい。

『マ、マーサさん····』

マーサ『私は大丈夫よ!貴方は解読に集中して!不安だったらハッチを探しても良いわ!』

『で、ですが····』

マーサ『····私はどちらにしろ助からない。だから、せめて貴方だけでも····!』

その言葉を最後に、マーサさんとの通信は切れた。


「ど、どうしよう····」


このままマーサさんを見捨てる?

嫌だ····そんなことしたくない····!

でも····

私が変なことをしたら、マーサさんの犠牲が無駄に····。


葛藤と戦いながら解読を進めた。

冷静で居られず、何度もスキルチェックをミスってしまう。

中々解読が終わらない。


このままじゃ····!


ナワーブ「随分と焦っているようだな。」

「!!」

後ろを向く。

後ろには、このゲームのハンターであるナワーブさんが立っていた。

「ナ、ナワーブさん····」

いつの間にかマーサさんは脱落しており、残っているのは私だけになっている。

ナワーブ「仲間は全員脱落した。残っているのはアンタだけだ。」

ナワーブさんが右手に持っているグルカナイフ。

そのナイフの切っ先が鋭く光った。


ナワーブ「なぁ、俺と最後の戦いをしないか?」

「え····?その戦いというのは····?」


ナワーブさんは不敵な笑みを浮かべた。


ナワーブ「ハッチから脱出出来たらアンタの勝ちだ。だが····その前に俺がアンタを捕まえたら俺の勝ちだ。」

つまり、私はハッチを探して其処から脱出すれば良いと。


ナワーブ「もしも俺が勝ったら····アンタを部屋に閉じ込めてやるよ。」

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瑠璃色(プロフ) - 佐倉さん» 大変長らくお待たせしてしまい申し訳ないです…ずっとお待ち頂けていたということで嬉しい限りです!ありがとうございます! (5月28日 18時) (レス) id: b3de71fca2 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉(プロフ) - お帰りなさい!!!ずっと待ってました!また作者様の作品が見れると思うとすごく嬉しいです!これからも頑張ってください! (5月28日 18時) (レス) @page14 id: 073a1a646d (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 設定の画像の子はアプリで作ったんですか?そうであればちょっと教えて欲しいです… (2020年3月21日 13時) (レス) id: 7940f847a7 (このIDを非表示/違反報告)
- すきです…! (2019年10月22日 19時) (レス) id: 4f2f6e9221 (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - すっごい性癖にドストライクです。とくに、占い師の話が面白かったです。 (2019年10月22日 14時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃色 | 作成日時:2019年10月20日 22時

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