こんな2人の… <Yuto×Ryosuke>

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Yuto side




＿＿…なんだろう。

唇に違和感が。





そう思って目を開けると、俺を見つめるやまがいた。


あ、俺そのままベッドで寝ちゃったんだ。

ホントはやまが寝たらリビングのソファに移動するつもりだったのに。






朝だからか、俺の頭はまだうまく回らない。

やまが俺の唇を触っていた事に驚ける程、目は覚めてなくて。







裕｢…ん、……おはよ、やま。｣


｢……おはよう。ゆうてぃ。｣








裕｢…いい天気だね。｣


｢うん。｣







寝起きのちょっとのだるさも、やまが隣にいるってだけで幸せで。

昨日の夜を思い出した。






もう1回、やまを抱きしめて寝ちゃおっかな。って思っていた時だった。






涼｢…ゆうてぃが好き。｣









……


………



………え？









涼｢…裕翔、好きだよ。｣


｢…ぇ、ちょ、ちょっ、……え？｣









ぇ、待って待って待って待って…

やまから信じ難い日本語が…。



…『好き』の意味、分かってるのかな？





ていうか、なんの迷いもなく自然に『好き』って言うなんて…。

絶対照れると思ってた。






まだ全然状況を把握出来てない俺に追い打ちをかけるように、やまが俺の胸に飛び込んできた。


したからひょっこり顔を出してくる。








…だから、上目遣いはダメだってば。

したら、やまが嬉しそうに微笑んで、




涼｢へへっ、裕翔、好きっ。｣





なんて言うもんだから、俺の脳内の容量は完ぺきにキャパオーバー。

流石に固まっちゃった。笑








…やまが俺を『好き』だと言ってくれたこと。

…俺がやまを『好き』で居続けたから聞けたこと。





今までの俺、よく頑張った…！！
昨日までの中島裕翔を本気で褒め倒した。






そんで1回息を吸ってから、やまを見た。

じっとこっちを見つめているのが可愛くて、思わず顔がほころんだ。









・









・









俺の恋が、

やっとの事で報われて







俺たちの恋が


俺たちのこれからが






今日、やっと



『おはよう』をした。

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