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涼｢ぷっ｣
裕｢なんだよ｣
涼｢見事な最低発言だわ｣
裕｢うっさいなー｣
『俺にはできねぇわ』
そう笑う山田を一瞬見て、中島はカメラを握り直した。
このタイミングで
山田が再びスマホに向き合ったのを合図に
また2人は黙って自分の時間をすすむ。
公園には、まるで誰もいないように
枯れた葉っぱが地面をカラカラと鳴らす音と
古いブランコがたまにギィーと鳴らす音が響いた。
・
中島のカメラのシャッター音で
時間が進んでいるということを知らせる。
山田はその音を聞きながら
先程の友人からの連絡に、返事をした。
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・
＿＿＿＿＿
＿＿山田の右手が、ポケットに入った。
スマホと一緒に入っていった右手は
出てくる時にはその手だけ。
そしてまたフーと1つ息を吐いた。
その様子を知ってか知らずか、中島はカメラのレンズを覗きながらその口を開いた。
裕｢…昨日 バイトだったんだ｣
涼｢うん 知ってる｣
裕｢そこでね？｣
涼｢うん｣
パシャ、とシャッターを切りながら
中島の話は進んでいく。
あっけらかんと話す中島の様子は、山田の聞く態度にも比例していく。
山田は、またベンチに背中を預けて
だらんとしたままで返事を返した。
裕｢レジから1万円が無くなってて｣
涼｢うん｣
裕｢店長が慌てに慌ててさ、｣
涼｢うん｣
裕｢その日いた人全員のカバンとかチェックし始めて｣
涼｢うん｣
裕｢……、｣
涼｢…ん？｣
ここまで来て、中島の声色が変わったような気がした山田は中島の方を見る。
中島は、尚もレンズの向こうを見つめていた。
裕｢俺の財布に入ってた1万円見て
店長ブチ切れ｣
涼｢……ぇっと、それは…
……、お前の だろ？｣
裕｢うん あたりまえ
口座から下ろしたての1万円｣
山田は また背もたれから体を起こした。
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もーす - めっちゃすきです。←（急な告白） (2018年11月29日 22時) (
レス) id: 113b8b40e2 (このIDを非表示/違反報告)
ひじり(プロフ) - まみぃさん» 読んでくれてありがとうございます！泣 あんまり恋愛要素は無いかもしれないですけど暇な木曜にでも読んでくれると嬉しいです！！！ やっぱりゆとやまは書いていて楽しいです！木曜更新守れるように頑張ります！！！！また話しましょう！ (2018年10月25日 17時) (レス) id: b0ac71fcb8 (このIDを非表示/違反報告)
まみぃ(プロフ) - 新作！またまた素敵なお話 二人の空気感がいいですね 木曜日楽しみ (2018年10月18日 14時) (レス) id: 0e9b7503d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひじり
| 作成日時：2018年10月18日 11時
