第4話 ページ5
はぐみ「え、ちょ、ちょっと待って」
隼人「…なに?」
はぐみ「ガチで喧嘩してくる?」
優「うるせぇな。おめぇに関係ねぇだろ」
隼人「俺達をゴミ置き場から助けてくれたのは感謝しているが、喧嘩については口を出さないでくれ」
はぐみ「いや、別に喧嘩すんなとは言ってないんよ」
優「じゃあ何が言いたんだよ」
はぐみ「このビルの近くで喧嘩すんなって言いたいの」
意味が分からないという顔で、こちらを見てくる2人。普通なら、「喧嘩なんか危ないし、また怪我したら大変だよォ!」みたいな事を言うのだろうが、生憎、はぐみはそんな事は言わない。かなりの変人だ。
はぐみ「ここじゃない遠くでやるならいいけど、ここはやめてくれww」
隼人「…」
優「あんた、変なやつだな…」
その時の2人は、何故か笑っていた。
そんな事があった2日後。今日はBARも定休日でもあり、カメラマンの仕事も午前で終わったので、午後から夜までずっとゴロゴロだーと思っていたそんな時、裏口のインターホンが鳴った。
「誰やねーん」と不思議に思いつつも裏口のドアを開けると、そこには優と隼人がいた。そして一言。
「今日からここで世話になる」
またもや思考が止まった。2人に初めて会った日以来だ。同じ言語が理解出来ずにいると、2人はズカズカと入ってきた。すかさず、隼人の肩を力強く掴んだ。
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作者名:無名 | 作成日時:2021年8月13日 17時