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第2話 ページ3

何故はぐみの足が止まったのか。それもそうだ。ゴミを捨てる場所に、人が倒れ込んでいるからだ。しかも2人。



はぐみは驚き過ぎて、その場から動けなくなっていたが、なんとか今ある状況を理解しようと、もう一度見た。



ゴミ置き場に、人が、2人、倒れている。



ダメだ、分からない。息をしてない訳ではなさそうだが、動いてないのがなんか怖い。そう困惑しつつも、ゴミ袋をゴミ置き場に置いた。そこで少し考えた。



このまま見過ごす事は簡単だが、見過ごしたところで、この2人に心残りがあり、またここに戻ってくるに違いない。そんなんだったらと、倒れ込んでいる2人をビルに入れる事にした。



しかし2人は予想以上にゴツくて、重かった。というより、細マッチョという言葉が良く似合う体型だったため、流石に3階にある自室まで運ぶ力は無く、1人ずつ運んでいった。



やっと3階に運びきれた時には、はぐみの体はクタクタだった。けれど、なんとか客用の敷き布団を2枚出し、そこに2人を寝かせた。改めて顔を見ると、かなりのイケメン。



だが顔は良しとして、体に沢山の怪我があるように見えた。裸じゃないから分からないが、肌が見えているところは切り傷や、打撲があった。2人共、見た感じ不良っぽいから、喧嘩とかに負けてゴミ置き場に倒れ込んでいたのかなと、勝手な推測をたてながら出来る限りの看病をした。



数日後の朝…



はぐみが目を覚まし、いつも通り2人のところへ行くと、2人も目を覚ましていた。良いタイミングで起きたなぁと思いながらはぐみは声をかけた。

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作者名:無名 | 作成日時:2021年8月13日 17時

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