4話 ページ4
Aside
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｯ
ｶﾁｯ
秋斗「……合鍵持ってるんですね…」
私「酒飲んだ人の世話でこれぐらいしてもらわないと私帰れませんから」
茜を山田と一緒にベットに運び、テーブルに氷水を入れたコップを置いて私達は家を出る、その時に私は茜の家の持っていた合鍵で鍵を閉めた。
秋斗「……それは素ですか？」
え？………
酢？？
秋斗「いえ…なんでもないです…」
……
そういや私帰りこの人と途中まで一緒…？
むりむりむり2人でとか、、呼吸重い…1秒でも去りたい…
私「そういえば山田さんの家、、どちらの方向ですか？」
秋斗「ここ左に曲がってしばらくずっと歩いていきます…
もう時間も時間ですし…えと、、柚さん送りましょうか？…」
私「…私はやっぱり今夜は茜さんの家で過ごそうかな…山田さんにも重ね重ねこれ以上ご迷惑おかけするのもあれなので」
私はポッケに閉まった合鍵をまた差し込みドアを開ける
私「じゃ、山田さんもお気をつけ((山田「待ってください」
私が閉めようとしたドアをとっさに山田が掴んだ
私「…っ」
隙間から見えるのは山田の手と暗い外の風景…
顔なんて見えない…
秋斗「あのっ…」
なんでドア掴んで止めるのー！！！！！
変質者だったらアウトだからその言動ーーーーー
秋斗「名前…
ゲーム内の名前しか知らなくて…
柚さんのお聞きしてもいいですか？」
ん？？？？？？？？
秋斗「すみません…俺が悪いんです……
最初会った時しっかり聞いていなかったから……」
私「えと…
秋斗「…ありがとうございます、」
ｶﾞﾁｬﾝ…
山田は掴んでいたドアをスッと離した。
閉まったドアの向こうからは静かに去って行く足音だけが聞こえた…
ところで山田、、
聞いていなかったとか嘘だな。
興味なくて聞き流してたんだろ！？
途中でギルメンの人間と分かってもう一回聞いたんだろ…。
はぁ……、、
私「お礼、何で返そう…」
茜運び賃…。
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作者名：無色 | 作成日時：2023年6月27日 3時
