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私は今ポートマフィアの通路に居る。


「ねえ、Aはこっち。チュウヤはこっちに来て。」


私と中原くんはエリスちゃんの両側に移動した。
そして、エリスちゃんは手を握った。


「えへへ」


エリスちゃんは可愛く笑う。


「なんか、本物の家族みたいね!」

「『え?』」

「Aがお母様、チュウヤがお父様よ。」

「なっ、エリス嬢・・・」


中原くんは耳まで真っ赤にしている。


『ふふふ、ホントね。』

「お母様〜、お父様〜、ふふふ。」


ん"ん"ん"。可愛いぃぃいいぃ!!!


「おやァ?何やら楽しそうじゃのう・・・。」

「あ、コウヨウ!」「姐さん・・・。」

『???』

「おまいさんが、Aかえ?」

『ええ。私の名は池津Aです。』

「私は、尾崎紅葉じゃ。よろしく頼むの。」

「(なんか、Aが敬語とか違和感しかねェな)」

「私は、用があるでの。」

「コウヨウ、ばいばい!」


エリスちゃんが手を振ると、紅葉さんも手を振った。


そして、前来た場所に戻った。


トントントン

「リンタロウ、戻ってきたわよ?」

「おかえり、エリスちゃん。」

「首領、これを・・・」

「嗚呼、有難う。」

「それでね、Aがチュウヤの絵描いたのよ。」

「おお、これはなかなかだね。」

『ふふふ、有難う。』


なんか、褒められるて、ちょっと新鮮。


『うふふ・・・ふふふ』

「どうしたの、A?」

『褒められるの、なんか嬉しいなって思って・・・』

「「「・・・・・・。」」」

『褒められた事なんてなかなかないから・・・。』

「A」

『なに、エリスちゃん?』


エリスちゃんがこっちに来て、「しゃがんで」と云った。
私は云われた通り、しゃがんだ。

その時、あったかいなにかに包まれた。


『ェ、エリスちゃん?』

「A、此処に住まない?」

『へえ!?』「「!?」」

「Aは、私の悪夢を無くしてくれるんでしょ?悪夢は無くなったら、Aは用無しになっちゃう。そんなのやだ。だから此処に住んで?私と一緒に居て?」

『え・・・でも、私はポートマフィアの人を殺した。それも、意味もなく。そんな殺人鬼が居たって・・・。』

「厭よ!居なくならないで!!!」


エリスちゃんの目にいっぱいの涙を浮かべている。

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作者名:嫌われ者 | 作成日時:2017年4月6日 15時

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