プロローグ ページ2
──ねえ、ねえAちゃん──
──なあに、あつしくん?──
──ぼくね、ぼくね。おおきくなったら、Aちゃんをまもるよ!──
──ぷぷぷ・・・。あつしくんが?だいじょうぶかなあ──
──だって、あつしくん、なきむしじゃん──
──むっ。ぼく、なきむしじゃないもん!──
──じゃあ、やくそく!ぜーったい、Aちゃんを守るから。──
──うん!やくそくだよ!──
いつの事かな、
小さい頃はあんなに泣き虫だったのにね。
今は、強くて恰好いい。
約束、今も守ってくれてる。
本当に、大好き。
大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き。
なんで、なんで。約束破ったの?守ってくれるんじゃなかったの?
また、1人なの?嫌だ・・・、嫌だ・・・。
独りにしないで!!!!!!
──・・・・・・・・・──
──敦くん!戻ってきてくれたの?──
──僕の居場所を取らないで──
──え?──
敦くんは、そのまま去ってしまった。
行かないで・・・お願い。
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親も居ない少女と仲間の居る少年のお話。
歪んだ感情が一人の少女を動かした。
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作者名:嫌われ者 | 作成日時:2017年4月6日 15時