ペルソナ3~The Butterfly Dream~[IV]

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山岸「･･･昔、お父さんがね音楽関係の細かい機械をいじるのが趣味で･･･アンプとか片方聞こえなくなったイヤホンとか自分で直しちゃうの」

『へぇ！凄いねっ』

山岸「ふふっ、私ね小さい頃からそれを見てるのか大好きだった･･･機械に強くなったのは･･･それのせいだね」


そっか･･･お父さんの影響か･･･
私のお父さんは不器用だったなぁ･･･裁縫できないのにやるって言って･･･指に針刺しちゃって･･･ふふっ


山岸「でもこれ、皆に恩返しすることにはあんまり活かせないと思うし･･･戦いとかもほんとに技術が必要な時は桐条グループの支えがある訳だし･･･私にしか出来ないこと、探したいんだ･･･」

『そっか･･･じゃあ見つけよ、風花にしか出来ない事！』

山岸「ふふっ、うん･･･なんだか奏弥ちゃんってお姉ちゃんみたいだね」

『お姉ちゃん？』

山岸「うん。覚えてるかな？奏弥ちゃんがノートを運んでくれたこと･･･」

『うん、覚えてるよ』


風花が行方不明になる前にノートを職員室まで運んだ時だね。


山岸「その時、運ぶの手伝ってくれて･･･私の体調気にしてくれてたでしょ？その時思ったの、頼りがいあるなぁって」


風花は懐かしそうに話す。


山岸「でね、お姉ちゃんがいたらこんな感じかなって」

『･･･えへへ、なんか照れるな』


そんなこと言われたの始めて･･･昨日から初めて続きだなぁ


山岸「あっ、遅くならないうちに作らないとね。持ち歩きを考えるとやっぱりクッキーとかいいかなと思うんだ」

『じゃあ、今日はクッキーを作るぞー！おー！』

山岸「お、おー！」


2人でクッキーを作り出す。
混ぜて･･･捏ねて･･･型を取ってオーブンに入れる･･･
焼き上がりオーブンから取り出す･･･うん、出来てる。

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