天衣無縫【NARUTO】

11話：韓信の股くぐり(1) ページ48

再不斬「クク･･･しかしやるじゃねェーか！あの時すでに･･･オレの"水分身の術"はコピーされてたって訳か･･････」


あの時？いつだろ･･･


再不斬「分身の方にいかにもらしい(･･･････)セリフを喋らせることで･･･オレの注意を完全にそっち(･･･)に引き付け、本体は"霧隠れ"で隠れて俺の動きをうかがってたって寸法か」

ｶｶｼ「･･･」

再不斬「けどな･･･」


次の瞬間──


再不斬「オレもそう甘かぁねーんだよ」


再不斬はカカシ先生の後ろにまわっていた。


ﾅﾙﾄ「そいつも水分身(にせもの)ー！！？」


再不斬が刀を振ったがスレスレのところでカカシ先生がかわした。
が、カカシ先生は蹴られて川に落ちた。


再不斬「フン･･･バカが。水牢の術！」

ｶｶｼ「なに！？」


水の牢屋！？何それ


再不斬「ククク･･･ハマったな脱出不可能の特製(ｽﾍﾟｼｬﾙ)牢獄だ！！」


カカシ先生は水牢の術にかかってしまった。


再不斬「お前に動かれるとやりにくいんでな」


どうしたらいいの？･･････考えるんだやり方があるはず･･･！


再不斬「お前も(･･･)な」

『！！』




後ろ！気づかな──


『きゃっ！』


くっ･･･苦しい･･････水牢の術って息しにくい･･･のね。
あそこに本体･･･ってことは今私の隣にいるのは水分身。


再不斬「こいつも知識はあるようだからな」

ｻｽｹ「A！」

再不斬「フン･･･さてと･･･まずはアイツらを片付けさせてもらうぜ」


また水分身！
くっ･･･私が守らなきゃ･･･いけないのに。


再不斬「ククッ･･･偉そーに額当てまでして忍者気取りか･･･だがな本当の"忍者"ってのはいくつもの死線を越えた者のことを言うんだよ」


どうにか･･･しないと･･････！


再不斬「つまり･･･オレ様の手配書(ﾋﾞﾝｺﾞﾌﾞｯｸ)にのる程度になって初めて忍者と呼べる･･････お前らみたいのは忍者とは呼ばねェ･･･」


消えた！？

再不斬はナルトを蹴った。
ナルトの頭から取れた額当ては再不斬の足に踏まれた。


再不斬「ただのガキだ」

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