天衣無縫【NARUTO】

7話：Time flies like an arrow.(2) ページ32

──お前にこれをやろう──

──なんですか?･･･まあ桔梗ではないですか･･･いいのですか?──

──ああ──

──･･･ありがとうございます──

──ふ、そんなに嬉しいか──

──ええ、嬉しいですよ。桔梗の花言葉をしていますか?──

──花言葉?なんだそれは──

──花にある言葉ですよ･･･桔梗の花言葉は変わらぬ愛･･････──

──!──

──知らないとなると･･･そう思ってくれた訳では無いのですね･･････──

──･･････ふむ･･･そうだったのか･･････──

──あら、ごめんなさい。困らせるつもりは無かったのだけど･･･──

──いや･･･確かに花言葉は知らん･･････だが･･････──

──?──

──お前を愛している──

──!･･･ありがとうございます･･･私も愛しています･･････──


ｻｸﾗ「Aちゃん？」

『あ、なに？』

ｻｸﾗ「支払い！するよ！」

『ああ、うん』


･･････。


「あーら？サクラじゃない」

ｻｸﾗ「げ、いの」


お店の奥から出てきたのは山中いの。
あ、そっか。やまなか花屋だもんね。･･･手伝いかな。


ｲﾉ「なになに？Aとお花買いに来たんだァ？」

ｻｸﾗ「そうよ！ね！Aちゃん！！」

『え、うん。サクラにお花選んでもらったの。』

ｲﾉ「ふーん･･･あ、桔梗は20両(200円)ね」

『ん･･･はい』

ｲﾉ「20両丁度頂きました･･･ラッピングする？」

『うんん。家に飾ろうと思って』

ｲﾉ「そうなんだ。じゃあこれあげるよ」


そう言って小袋を貰った。
中には種が入っていた。


『･･･種？』

ｲﾉ「そ、桔梗の種。桔梗は初心者でも育てること出来るから」

『いいの？これ･･･貰っても』

ｲﾉ「いいのよ･･･試験合格したんでしょ？」

『！』


なんでわかったんだろう。

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