天衣無縫【NARUTO】

1話：氏より育ち(1) ページ3

アカデミーの外でナルトの声が聞こえた。
･･･また、イタズラ？
そんなことを思っているとロープでぐるぐるにされたナルトと怒っているイルカ先生が戻って来た。


ｲﾙｶ「明日は忍者学校の卒業試験だぞ！！お前は前回もその前も試験に落ちている！！外でいたずらしてる場合じゃないだろバカヤロー！！」

ﾅﾙﾄ「はいはい」


ナルトったらいつもあんな感じで･･･大丈夫なのかしら。


ｲﾙｶ「今日の授業は変化の術の復習テストだ、全員並べー！！！」


あちゃー、めんどくさい。
ｲﾙｶ先生に化ける･･･まあ、簡単だからいっか。


ｲﾙｶ「次！うずまきナルト」

ｸﾗｽﾒｲﾄ「お前のせいだぞ！」

ﾅﾙﾄ「知るかよ」


そう言ってイルカ先生の前に立った。


ﾅﾙﾄ「変化！！！」


煙から出てきたのは────ナルト似の金髪美女だった。


ﾅﾙﾄ「ギャハハハハ！！名ずけてお色気の術！！」

ｲﾙｶ「この大バカものー！！！勝手にくだらん術を作るなっ！！！」


鼻血出して言う言葉じゃない。



▼

アカデミーの授業も終わり帰っていた頃。

明日は卒業試験かぁ･･･。
何やるんだろ。


歩いていると青い服を着た少年がいた。


『あ、おーい。サスケー』

ｻｽｹ「･･･なんだ、お前か」

『お前か･･･って。』


うちはサスケ。
うちは一族の生き残りで女子にモテてる男子。
まあ、私と幼なじみ･･･って訳でもないけど小さい頃から一緒にいた。


『そういや、明日試験だけど大丈夫？』

ｻｽｹ「大丈夫じゃなさそうに見えるのか？」

『･･･見えない。』


こいつプライドも高いし、自信もある。
アカデミーの女子はサスケを好きになることが多い。こんな奴のどこがいいんだか。

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