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忠義side
Aと目が合った。
Aは走ってどっかいったけど、追いかけんかった。
あれ…？
走って大丈夫なん…？
女「忠義くん？」
大「…あ、ごめん」
女「あの子誰？？」
大「…。」
言い訳するつもりじゃ無いけど。
俺は、ここ最近、Aとおるのがしんどかった、
でも、嫌いになった訳じゃない。
怖かってん。
余命宣告されててさ、
いつか、俺の隣からおらんくなるAと楽しく過ごすのが。
Aを失いたくない。
そう、強く思い始めたのは、この女と出会うちょっと前、
俺も弱ってたんかもしれへん。
そこにつけ込んできたのがこの女なんかな？
もう、何がなんかわからんくなってきたわ…
ﾌﾟﾙﾙﾙ…
大「もしもし？」
渋「大倉。落ち着いて聞けよ。」
すばる君やん。
何をそんなに慌ててんの…？
渋「Aが救急車で運ばれてん。」
大「ごめん。行かれへんわ…」
嘘やろ…！？
俺のせい？
絶対にそうやん。
あの時走ったから…？
女「忠義くん？顔色悪いけど…」
大「ゴメンやけど。もう俺に構わんといて？」
大「これからは、2度と会えへんし、LINEもせーへん。」
女「…え？」
大「ごめんな。」
これでいいんかな？
俺の選択は合ってますか？
・
・
ﾌﾟﾙﾙﾙ…
また、すばる君やん…
大「もしもし？」
渋「今回はほんまに落ち着いて聞けよ。」
大「…うん…」
渋「Aの余命があと3ヶ月になった。」
大「…え？」
えらいことしてもーたな、俺。
そう思った頃には既に遅い。
大「すばる君…、お、俺さ…どないしたらええの？」
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作者名：∞YRYR∞ x他1人 | 作成日時：2017年10月5日 0時
