恋と涙～緑～ No.3 (ページ16)

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『……ん……、』

大「Aっ！？」

忠義…。

母「A…良かった…泣」

お母さんまで…

確か、皆で祭りに行ってたよな…？

んで、

医「目を覚ましましたか！」

気失ってたんやな…。

医「Aちゃん、落ち着いて聞いてね。」

医「ハッキリ言います。」

医「短くて3ヶ月、長くて1年です。」

…えっ、

医「あと、また今日みたいなことがあったら覚悟はしといてください。」

『…はい…』

医「面会時間は21時までですのでゆっくりして行ってくださいね！」

『…お母さん…お父さん…ごめんね(笑)』

母「なんで謝るん…？」

父「それより、皆にちゃんと話したら？」

…そうやね…。

『うん…』

母「じゃあ、また明日来るから！」

そう言って病室を出ていったお母さんとお父さん。

娘が余命3ヶ月って…

そら、泣きたくなるよ…。

渋「A。」

『…うん。』

『迷惑かけてほんまにごめんなさい…』

大「A…」

『もう知ってるかもしれないけど、ちゃんと言うね…』

『私さ…』

・

病気の事を伝えたら別れようって言われそうで言えなかったこと。

言ったら迷惑がかかると思って言えなかったこと。

今、自分が思ってることすべてを話した。

『こんな私やけど、迷惑もいっぱいかけるけど、残り僅かの人生、よろしくお願いします。』

大「…うん泣」ｸﾞｽｯ

錦「当たり前やん…、」

安「Aちゃん…泣」ｸﾞｽｯ

丸「こちらこそよろしく、」ｸﾞｽｯ

渋「その代わり、弱気になるなよ。」

村「すばると同じく。」

横「俺も。」