恋と涙～緑～ No.3 (ページ15)

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大倉side

看護師「聞こえますかー？」

看「わかりますかー？」

緊急治療室に運ばれるA。

大「A？病院やで…」

看「お連れの方はここでお待ちください。」

渋「はい。」

大「はぃ」

・

・

医者「ラインとって！」

看「はいっ」

ﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ

医「アレストやっ(汗)」

医「バイタルはっ？」

・

・

母「…っすばるくん…」

渋「あ、こんばんわ…」

Aのお母さんとお父さんや。

父「Aは…」

渋「…まだ…」

Aが治療室に入って1時間。

まだ出てこーへん、

村上くんたちもAが治療室に入ってちょっとしてから来た。

医「…おまたせしました」

母「あのっ、娘はっ」

医「少しお話があります。別室にてお待ちください。」

お話って何っ…

・

医「Aさんは今麻酔で眠っていますが命に問題はありません。」

医「ですが、治療中に心停止しまして」

しんていし…

心停止…。

医「率直に申しますと、次にこのような発作があれば命はないかと…」

母「…っ泣」

えっ…？

__命はない＿

錦「お前、医者やろ… どうにかしろや…」

渋「亮。」

医「あと、心臓の状態ですが…」

医「このような事が起こりまして、かなり弱ってます。」

医「長くて1年、短くて３ヶ月です。」

父「…っ！」

母「どうにかならないんですか…」

医「…すいません」

すいませんって、

大「すいませんって何やねんっ、」

大「最善の努力を務めるんが医者じゃないん。」

大「それを、すいませんって何やねんっ！！」

渋「大倉っ…」

長くて1年…。

短くて３ヶ月…。

どうしたらいいんよ…。