ep.7 過去 ページ26
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望「……っ、流星、」
処置を施されて手術室から出てきた流星は、
いつもの病室に運ばれた。
いろんな点滴に繋がれとったけど、
彼は、ちゃんとここに生きとって。
あと2日は目が覚めないと思いますが、
傍にいてあげてください、大丈夫です、
って俺たちを安心させてくれた
担当医の先生に深く頭を下げた。
望「……っ、よかった、っ、ホンマに、」
崇裕「うん、ほんま、安心したわあ、」
だらんと力の抜けた流星の手を
ぎゅって握ると、あったかい体温が
じわじわと伝わってきて。
……生きとる、ちゃんと、ここに、
不安やった心が少し穏やかになって、
目を瞑ったままでも綺麗な顔にきゅんとした。
崇裕「……のぞむはさ、」
望「……うん？」
崇裕「やっぱり知りたいと思うん、」
望「……っ、うん、」
�陲舛磴鵑�向こう側からふわりと
流星の頭を撫でて、俺に小さくそう尋ねる。
崇裕「…………好きなんや、」
望「好きやで、」
崇裕「……なにを聞いても、やんな？」
望「うん、なにを聞いても。
……俺、流星のことが好き、」
もうきっと確信に変わったこの気持ち。
真っ直ぐ目を見てそう言うと、
�陲舛磴鵑肋�し悲しそうにふわりと笑った。
崇裕「……流星にはな、恋人がおったんや」
望「………恋人、」
崇裕「……のぞむくらいの身長で、
兄ちゃん気質でイケメンでさ、」
望「……イケメンって、」
崇裕「……そう、男。男同士。」
�陲舛磴鵑龍�い目線に、
俺もふっと体に力が入る。
崇裕「ユウって言う名前で、
俺らと一緒に働いとったんよ」
望「……ぇ、」
崇裕「俺と淳太と照史と、しげと
神ちゃんとユウの6人やった、最初は」
望「……ぅん、」
崇裕「……そこでお客さんとして
やって来た流星と、美容師のユウが
意気投合してさあ、恋に落ちて。
……流星はユウに出会う前に目指しとった
仕事を捨てて、美容師になったんや、」
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夏空(プロフ) - めめさん» ほんとですか〜〜！ありがとうございます( ;︎︎ ; )感想とっても嬉しいです！！クリスマスまでには完結させたいなあと考えていますので、ぜひたのしみにして頂けたら嬉しいです。ぜひTwitterにも遊びに来てくださいな！ (2021年12月18日 18時) (
レス) @page40 id: 863383abbd (このIDを非表示/違反報告)
めめ - エンディングの時からすごい好きで長編にしてくれてすごい嬉しかったです。毎回更新の日が嬉しくて待ちどうしいです二人がどうして出会ったのかが知れておもしろいです後悔がとても感動しました。これからも頑張ってください (2021年12月5日 20時) (レス) id: 3e215b69c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏空
| 作成日時：2021年8月18日 21時
