エンディング 10

小悪魔 ページ21

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重岡・神山 × × × 小瀧





・リアル設定


・えまさんリクエストです。
ありがとうございます！！




......

side.智洋







” かみちゃん ”





” ん？どーしたん ”





” 俺、胃腸炎なってもうた ”





” ほんま？電話かけてもええ？ ”





” ん ”







何か用があったらすぐ電話してくる派の
のんちゃんから、久しぶりにLINEが来た朝。




彼はねぼすけなはずなんに、
時間を見ると朝7時でびっくりした。






pururururururu、、







智洋「......もしもし？のんちゃん？おはよう」






望「......、ん、、」






智洋「大丈夫？どんな感じ？」






望「......、うごけへん、っ、」







はぁはぁと整わない息遣いと、
時折聞こえるぐっと体がこわばる音。




あぁ、音だけでもしんどそうやな、







智洋「今日雑誌撮影やけどお休みしよか、


俺マネージャーさんに連絡するわ」







望「......まって、休まん」







いつもよりだいぶ小さな声で俺の言葉を
遮ったあと、うぅ、と苦しそうに唸る。







智洋 「......休まんの？」







望「......、やすまん、っ、


かみちゃんには、、伝えとかなって、

おもっただけ、やから、」






智洋「......ええ、うーん、どないしよ、」





” かみちゃんには ”なんて嬉しい言葉を
言われたら俺もどうしようか迷ってまう。







智洋「......のんちゃん、いま家？」






望「......ん、っ、」






智洋「せやったら俺、迎えに行くわ、


ちょっと様子聞かせて欲しいし、ええ？」







望「......、っ、ありがとう、っ、」







のんちゃんはWESTの末っ子で甘えたやから
ちょっとの体調不良やったら6人みんなに
俺体調悪い〜心配して〜って言えるタイプ。


やけど今回はプライドが勝って俺にしか電話できてへんのが、ホンマに辛い証拠やと思う。

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