. ページ20
side.智洋
「......お、起きた？おはよう」
智洋「......ん、」
見慣れた天井と、見慣れない顔。
智洋「......え、っ、、重岡、くん、」
大毅「......あ〜起き上がらんで、
あと、重岡くんやなくてしげ、やろ？」
くしゃって笑った彼は俺の頭を撫でて
まだ熱あるなあって眉を下げる。
智洋「......なんで、っ、ここ、」
大毅「ん？�陲舛磴鵑瞭知磧�
しげやったら上がってもええよって、
自分家みたいに、(笑)」
ササッと俺の脇に体温計を差して、
それがずれへんようにさりげなく
後ろからハグをしてきた。
大毅「まあ�陲舛磴鵑狼△辰燭鵑笋韻鼻�
俺はともの傍におりたかったからさ」
智洋「......、帰って、」
帰って。帰らないと。
もうすぐ、おとんが帰ってくる。
智洋「......おとんとおかんが、っ、
来る、の、かえって、帰って、っ、」
大毅「......とも、」
智洋「......かえって、っ、！」
......しげにも、危害を加えてまう。
こんなに優しい人を、傷つけてまう。
久しぶりに大声を出すと、
しげはぎゅっと俺を胸に閉じこめた。
大毅「......俺はええよ、全然」
智洋「......っ、だめ、だめ、っ、」
あったかい温もりに涙が溢れてくる。
今すぐ帰って欲しいはずなのに
無意識にしげの背中に手を回しとって、
智洋「......、っ、らん、で、」
大毅「ん？」
智洋「......やっぱりっ、帰らんで、っ、」
大毅「......うん、帰らへんよ」
......俺って、こんなに弱かったっけ、
こんなに、人の前で泣けるなんて。
大毅「......あのな、とも、もっかい言うな」
智洋「......ぅん、」
大毅「......俺と、友達になろ」
智洋「......うん、っ、」
......�陲舛磴鵝�
俺にも、友達が出来たよ。
�陲舛磴鵑�言ってた通り、
しげはほんまに素敵な人やった。
智洋「......っ、ありがとう、」
カチャリと玄関のドアが開いて、
誰かが帰ってきた音がする。
智洋「......っ、」
大毅「大丈夫やで、大丈夫、
......今日からは、ふたりやから」
fin.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 959人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏空(プロフ) - Parallelさん» 返信遅くなっちゃってほんっとうに申し訳ありません！！なんて素敵な感想、、ありがとうございます( ; ; )これからも気に入って頂ける作品を作れるよう頑張ります！ (2021年5月13日 23時) (
レス) id: 863383abbd (このIDを非表示/違反報告)
Parallel(プロフ) - 今回のもめちゃめちゃ好きです〜！！夏空さんの書く優しい台詞にはいつも泣きそうになってしまいます。これからも楽しみにしています！！ (2021年4月20日 1時) (レス) id: 86c265b2ef (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - まつりさん» お返事遅くなり申し訳ありません( ; ; )素敵なリクエストありがとうございました！またお待ちしておりますね！ (2021年4月12日 20時) (レス) id: 863383abbd (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - マロンさん» ありがとうございます( ; ; )面白いお話を届けられるよう頑張りますね！ (2021年4月12日 20時) (レス) id: 863383abbd (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - Twitterフォローさせて頂きました!! (2021年4月12日 7時) (レス) id: 4927ce89d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏空
| 作成日時：2021年2月27日 20時
