第3話 ページ3
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遡ること数十分前。
どこまで遡るかというと、ちょうど彼にプロポーズされた時だ。
「俺と結婚してくれ」
この少年は、実は天沢聖司だったのだろうか。
いや、天沢聖司よりも急すぎるプロポーズだ。
だが仮に彼が天沢聖司であっても、私はポッチャリした猫を追い掛け回したことはないし、コンクリートロードなどという替え歌を書いた覚えもない。
では何故、今私は物語のヒロインのようなポジションにいるのであろうか。
「まぁ、正確には高校卒業してからなんだがな」
あぁ、そこは現実的なんだ。
自分でもよく分からなくなって、ただぽかんとすることしか出来ない。
「詳しいことはまたあとで話す。じゃあな、A」
ふわりと微笑まれて、さらに体が固まった。
きっと女の子というのはこれで落ちるんだろうなとも思った。
普通だったら、私もきっと落ちていた。
だが、普通じゃないんだ。
今この状況は、普通すぎる私にとっては普通ではなかった。
いきなりイケメンにプロポーズされた後に微笑まれても、驚きで声も出ない。
まさに、オドロキトドロキ！と言ったところか。
いや、何を言っているんだ自分は。
彼の突然の意味のわからない発言により、私の頭まで意味がわからなくなってしまった。
そして、今に至る。
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なっつ(プロフ) - めっちゃハマりました〜！何回も読み直してます！続き待ってますね★ (2019年7月12日 8時) (
レス) id: 891cb8f982 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ - 轟君がピュアで可愛すぎる…！いいですね、ピュアろき君！更新楽しみにしてます！ (2019年7月3日 22時) (レス) id: 59138960e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨夜なつ | 作成日時：2019年5月24日 20時
