むっつりーち。そのじゅうよん ページ14
「ジェイド、奥二重なんだな」
いつも通り、彼のベッドに寝転がりながら、横でうつ伏せに本を読むジェイドを見つめていると新たな一部分を発見した
着崩した寮服のシャツの隙間から鎖骨が見える
ちなみに普段の品の良さからは想像できないであろうだらしない格好を見れるのは番の特権である
「ええ、そうなんですよ。どうも、顔に関しては目元だけ少し形が違うようで」
「ふーん…」
いままで一方通行だった視線がパチリと合う
それでもじっと目を見つめていると、ジェイドは本に栞を挟んでベッド脇に置き、横になって正面から目を合わせてくれた
色の違う目を見ているとある考えが頭に浮かんだ
「ちょ、ジェイド、二重にしてみてよ」
「二重に?」
「ほら、あるじゃん!一瞬二重になるやつ」
「…そうですね、やってみましょうか」
ジェスチャー加えながら彼にお願いすると、優しく返事をしてジェイドは座り込んでスマホでやり方を検索し始めた
その間、まじかめちぇーっく。随分と減ったけど
そういえばけーくん先輩消されそうになってたけどジェイドになんでも契約するから消さないでって頼んだらしい
「コツをつかみました!どうでしょう?」
イキイキしている声が聞こえたので、スマホを避けてそちらを見ると
「おぉ〜…」
ぱっちり二重のジェイドがいた
なんか心做しか目きらきらしてるし、ぱちってジェイドのつり目開いてて…
「ふっ、ふっはははは、あはははは!まってジェイド!やばい面白い!似合わねー!!」
見慣れない二重のぱっちり加減になによりも面白さが勝った。ちらちらと見ててもジェイドの二重まだ治んねーしずっとこっち見てるし
「あ!そうだ、ジェイドの目をこうやってタレ目にして〜……フロイドッッくっははははは」
また思いつきでジェイドの顔を掴んで、目尻をぐっと下に引っ張るともうめちゃくちゃフロイドだった
自分自身で考えたが途中で笑いが止まらなくなってしまい、フロイド、と言い切る前に吹き出した
そうして一人で爆笑しているとガシッと腕を掴まれる
やべ、怒ったかな
目を引っ張る手を緩めて顔からパッと手を離す、と
ふに、と唇に柔らかい感触
「おわ、」
「失礼、目の前にあなたの顔があったので」
俺が引っ張ったせいか、いつもの目に戻ったジェイド
逆光で顔に影ができている
「やっぱ、ジェイドはそのまんまがかっこいい」
「…それは襲ってもいいって事でしょうか」
「いやえ、ちがっ」
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駄作者うゆ*(プロフ) - 好きすぎて何回も読み返してしまいます!更新頑張ってください! (2022年8月25日 0時) (レス) id: 09414cba83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れてぃ | 作成日時:2020年9月26日 0時