私は、皆のことが。３【東リべ】 (ページ17)

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歪んだ思考ページ17

一虎とマイキーの方は大量に積み上げられている廃車の上に登って行く。
ここで喧嘩するとか…足場が最悪なのに。

マ「一虎ぁ！逃げ回るだけかぁ！？」

マイキーが一虎に言って直ぐに不意打ちを仕掛けた芭流覇羅。
ガードはしてたけど。
う～ん……３対１？結構危なくない？

虎「どーしたマイキー！？膝なんてついてよぉ。」
「スゲェ。不意打ちなのにガードしたぞ？」
「気ぃつけろチョンボ。やっぱこいつ強えーし。」
マ「一虎テメェタイマンも張れねぇのか？」

問うが一虎は誰がそんな約束したかと一蹴していた。
そしてそこにいる２人の事を教える。

虎「コイツらは対マイキー用に用意した、俺のいた少年院で最強だった喧嘩のエキスパートだ。」
「よーく観察したぞぉマイキー。」
「強えー奴なんて大概ウワサだけだろ。」

顔にタトゥーがある奴がマイキーに向かって行ったけど蹴り返されてた。
避けてたからそいつには当たってないけど車に穴が。
当たったらどうなってた事やら。
とか思っていたけど一虎が鉄パイプを持ち出していた。

『ちょ、流石にまずくない…！？』
場「おい！今出たら作戦がダメになるだろ！」
『……はー。そうだった。』

止めに行こうとしたら圭介に止められた。
で、諭された。
その間にマイキーは殴られていた。

虎「芭流覇羅の勝ちだ。」
マ「１個だけ教えてくれ、一虎。」
虎「あん？」
マ「俺はお前の敵か？」

マイキーは一虎の事、理解してる。
けど一虎はもう思考が歪んでるから納得しない。
私が言えた事じゃないかも知れないけど。

虎「俺は邪魔なモノを排除する。知ってるか？マイキー。“人”を殺すのは“悪者”。でも“敵”を殺すのは“英雄”だ！」

１番上に登ってそう言い放った一虎。
それから……マイキーを殴り始めた。

ド「マイキー！！」

ドラケンが来ようとしてたけど半間に邪魔されてこっちに来れなかった。

虎「俺は英雄になる為に敵を殺す。」

再び殴りつける。
ボロボロになったタケミっちも叫んでいた。
痛そうだとか思っているとマイキーが一気に３人を倒してた。
でも何度も殴られてたせいか座り込んで動かなくなった。

「テメーらついて来い！マイキー潰すぞ！」

お？これは。
もうそろそろ来るのではと準備する。

「大将首殺ったぞコラァァ！」

その瞬間、そいつを殴り倒す者が。

稀「東京卍會参番隊隊長稀咲鉄太。大将はウチの隊が責任持って守らせてもらう！」

来た。東卍の敵になりうる奴が。