私は、皆のことが。【東リベ】 (ページ36)

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不審な音ページ36

はぁ～～。許可～。お兄ちゃん、バイク乗る許可を早くください…！！

『はぁ～。詳しい事は何にも知らないんですけど…バイクってカッコイイですね…。』
真「だろ～？ずっと見てられるよな。」
『ですね～。…あ！あのバイク！』

どこか他のバイクとは雰囲気が違う様に見えたそのバイク。
気になってそのバイクを指すと真一郎さんは

真「お、お目が高いね。」
『えっと、なんか他のと違って見えて。』
真「これは内緒にしててくれるか？」
『？何をですか？いいですけど。』
真「これな、マイキーへの誕生日プレゼントなんだよ。元俺のバブ。」

うわあ！何それ！マイキー君、絶対喜ぶじゃん！！
バブしか乗りたくない！とか言ってたけどまさかの実現。
これは内緒にしなくちゃ！ばらしたら喜び半減しちゃう。いや、半減もしないか。
どういう風にあげようと思ってるんですか？とかいろいろ聞いていたら外はすっかり暗くなっていた。

真「おっと。そろそろ帰るか。」
『そーですね。真一郎さん！また来ても良いですかね？』
真「来い来い！んで、どんどんバイクを知っていけ～。」

と帰る準備をしていると向こうから何か物音がした。

真「んだ？おい、Aはここで待っとけ。俺は見てくるから。」
『え、嫌です。私別に弱くないし、真一郎さん１人で行くより安全だと思います！』
真「うぐっ…。確かにそうかも知れないけどよ～。」
『ほら！早く見に行きましょ？それで何も無ければさっさと帰りましょ？』
真「はぁ～わーったよ！念の為、先に警察に連絡しとくか。」

と言って携帯を取り出して住所を伝えると先に進んで行く真一郎さん。
別に私が先に行っても良いのに。
と思いながらも後に着いていくと………何故か圭介君が居た。

真「ケースケか？」
場「し……真一郎君…？なんで…なんで…ここに？」
真「あン？ここ、俺の店だもん。」

何してるの…？バブを持って。しかも勝手に中に入って……。
と疑問を抱くと圭介君は焦ったような表情を浮かべた。
嫌な予感がして真一郎さんの腕を引っ張るのと同時に

場「やめろ一虎ぁぁ！！」

と圭介君が叫んだ。
その後、すぐに鈍い音がなった。

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ちなみに場地君はAちゃんに気づいていません。
何故か？暗いしAちゃんが小さいからです。多分。