私は、皆のことが。【東リベ】 (ページ14)

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お兄ちゃんのお知らせページ14

ジャングルジムから落ちて目を閉じたら大好きな匂いに包まれた。
いつも嗅いでいる優しく落ち着くような匂いに。

『うう～……お兄ちゃん！！遅いぃぃ！』
翔「うんうん。ごめんね。俺も会いたかったよ。」

お兄ちゃ～～んッ！！
わー！！お兄ちゃんがいるぅ！！もしかしたら遅くなるかもって思ってたから嬉しい！！
嬉しさのあまりマイキーくん、けーすけくんのことも忘れてお兄ちゃんにギュ～～っと抱き着いていた。

場「ほんとだな。めっちゃ似てんなAと兄貴！！」
翔「あれ？Aの新しいお友達？」
『ううん…喧嘩のせんせー。』
マ「あはは！場地は友達じゃねーってよ！」
場「はぁ！？俺も友達だろ！？」
『嘘。お友達。お兄ちゃんにもいっぱいお話するから！！』

でもやっぱり、お友達よりもお兄ちゃんの方が好き！
お兄ちゃん、ちょっと疲れてる？大丈夫かな？
でも、今日はお家に帰れる！

『お兄ちゃん、お家帰ろ！！またね！』
マ「え～！俺らまだ遊びたい！」
場「もうちょっと遊ばねー？」
『今日は帰る！また今度遊ぼー。』

お兄ちゃんに抱っこされたまま公園から出てそのまま家まで抱っこしてもらった。
お兄ちゃんは家に着いてからも少し暗い感じだった。

『おにーちゃん？どうしたの？？』

聞いてみるとこっちをちらっと見てきて

翔「ねぇ…A。俺ね、時々家に帰って来れない日が出てくるかも。」
『え！？なんで？どうして？？』

何があったの！？昨日なんかあったのかな？
え、じゃあまた泊まったりするのかな？
迷惑かからない？

翔「それでね、毎回あいつん家にお世話になるのも悪いからな。ちょっと預ける所が見つかったから明日はそこに行こっか。」
『う、分かった…。でも…そんないない日、多いの…？』

再び泣きそうになりながら聞くとお兄ちゃんも泣きそうになりながら

翔「ごめんよ〜〜！！なるべく帰ってこれるようにするから〜！！」
『絶対だよ！嘘つかないでね！！』
翔「勿論！Aとの約束は絶対守るから！！」

お兄ちゃんは絶対嘘つかないって分かってるけどさ！！
約束した方がいいと思うし！！

翔「ね〜、お兄ちゃんからもお願い！！一緒に寝よう！！お願い！」
『わあい！！寝る！』

久しぶりにお兄ちゃんと寝れる！
今日もぐっすり寝れそう！！