私は、皆のことが。【東リベ】 (ページ13)

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公園で遊ぶ！ページ13

けーすけくんとマイキーくんがせんせーになってくれて嬉しい！
けど……

マ「俺が教えた方がいいの！！！」
場「はぁ？？先にせんせーになったの俺だから俺が教える！！！」

この２人の喧嘩が始まっちゃったんだよね。
止める？無理だよ！だってさっき止めようとしたらじゃあお前はどっちが良いんだ！？って怒られたし。怖いから放置しとくよ。
でも暇だなぁ～…ぼ～っと眺めているとけーすけくんが目を吊り上げてこっちを見てきた。

場「見てねぇでどっちが良いか決めろよ！」
マ「Aは俺に教えてもらいたいでしょ！！！」
『え～、だって私２人に教えてもらいたいんだもん！！なんで２人で教えてくんないの？？』

少し涙目になりながら聞くと、喧嘩が止まった。

場「……マイキー、早く教えてやろうぜ。」
マ「…そーだな。A、ごめん。」

？仲良くなった？
じゃあ、教えて！！と言いたいけど、私マイキーくんとけーすけくんとの喧嘩で疲れたし…。
無理！！！足をばたつかせながらそう言うと

マ「じゃー遊び行こー。」
場「お～。いいな！公園行くか？」
『わぁ！公園行きたい！！どこにあるの？』

今は喧嘩よりも公園の方が気になる！
お兄ちゃんにも教えてあげよ～。……お兄ちゃん、何してるんだろ…。
ううん！！大丈夫だよ！お兄ちゃんは黙って居なくなったりしないもん！

その後は皆で公園に行って鬼ごっことかして遊んだ！
でも３人しか居なかったからあんまり遊べなかった。
結局、ジャングルジムにのぼってお話ぐらいしかすることがなかった。

『うう～、お兄ちゃん、今日迎えに来てくれるかなぁ？』
場「？お前、兄貴居んの？どんな奴だ？」
マ「Aとめっちゃ似てる。白い！！」
『お兄ちゃんはね、ず～～っと私を大事にしてくれてるんだ～！優しいの…！』
場「はっ！？え、どっか痛いのか！？」
マ「え！？ちょ、どーした？急に！？」

……お兄ちゃん……。
お兄ちゃんのこと考えたら目から涙が溢れて止まらなくなって、どんどん視界がぼやけていった。
そのせいか次の瞬間、バランスを崩してジャングルジムから足を踏み外してしまった。

翔「っ！A！！」

落ちたAをキャッチしたのは今、会いたいと願っていた最愛の兄だった。