17 ページ17
涼介side.
薮ちゃんの家まで俺たちはあまり話をしなかった。
薮「はい、入って」
涼「ありがとう、お邪魔します」
雄「お邪魔しま〜す」
薮ちゃんちは白と黒で統一されていて、落ち着いた雰囲気だった。
薮「なんか飲む?」
涼「ううん、大丈夫」
雄「あ、俺コーヒー飲みたい!」
薮「わーったよ」
薮ちゃんがキッチンに消えて、リビングには雄也と二人きりになった。
雄「山田、さ」
涼「ん?」
雄「大丈夫か?」
涼「え?」
雄「あ、いや、その……犯人がJUMPかもしれないっていうこと」
涼「あ〜……」
正直いって、口では嘘だとは言ったけれど、やっぱりあの場にはJUMPしかいなかったわけだから疑ってしまってはいる。
涼「俺は、みんなを信じたい。」
雄「そっか、」
涼「でもね?やっぱり不安なの。どこかで疑っちゃってる自分がいる」
雄「まあそうだよな、」
涼「嫌だな……なんでストーカーなんて……」
雄「おまえは魅力的なんだよ」
涼「へ?」
雄「自分ではわからないと思うけど、おまえは魅力的なんだ。男でも惹かれるものがある。これは皮肉にもお前が持ってるものが引き起こしてるのかもな」
涼「うん……?」
雄「おまえは気づいてないと思うけど、スタッフさんにも狙われてたことあるんだぜ?」
涼「……え?」
雄「ほら、俺らと割と歳が近い男のスタッフさんいただろ?あいつがやめた原因、知ってる?」
涼「え?ほかの仕事見つけたからでしょ?」
雄「それは表向きの理由。本当は、おまえに手を出そうとしたのが俺らにバレたからなんだ。」
涼「どういうこと、?」
雄「よく思い出してみろ、あいつおまえにベタベタ触ってきただろ」
涼「……あ、」
雄「な?それである日あいつが山田の飲み物に薬盛ろうとしてたのを○○くんが偶然見かけて、みんなで問い詰めたってわけ。」
涼「そうだったの……」
雄「俺たち山田のことちゃんと守ってんだぜ?」
涼「……ありがとう」
雄「当たり前だろ?俺たちは仲間なんだから。とにかく気をつけろよ?狙われやすいんだから」
涼「うん、気をつける」
177人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴぷぅ(プロフ) - りよりゅなさん» ありがとうございます!私も書いていて楽しかったです笑笑 続編出しますので楽しみにしていてください! (2018年5月23日 22時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます!書くつもりです!よろしくお願いします!コメントもありがとうございます! (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» ありがとうございます!書きますよ〜!ぜひ読んでくださいね!コメントありがとうございます! (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - 山受け信者さん» ありがとうございます!期待しててください!書きますので(ニヤリ) (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - 岡田侑翔さん» 一気読み……!嬉しいです!ありがとうございます!続編書きましょう!近々続編についてのアンケートを取ろうと思っているのでよろしくお願いします。コメントもありがとうございます! (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴぷぅ | 作成日時:2018年5月16日 22時