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涼介side.

薮ちゃんの家まで俺たちはあまり話をしなかった。

薮「はい、入って」

涼「ありがとう、お邪魔します」

雄「お邪魔しま〜す」

薮ちゃんちは白と黒で統一されていて、落ち着いた雰囲気だった。

薮「なんか飲む?」

涼「ううん、大丈夫」

雄「あ、俺コーヒー飲みたい!」

薮「わーったよ」

薮ちゃんがキッチンに消えて、リビングには雄也と二人きりになった。

雄「山田、さ」

涼「ん?」

雄「大丈夫か?」

涼「え?」

雄「あ、いや、その……犯人がJUMPかもしれないっていうこと」

涼「あ〜……」

正直いって、口では嘘だとは言ったけれど、やっぱりあの場にはJUMPしかいなかったわけだから疑ってしまってはいる。

涼「俺は、みんなを信じたい。」

雄「そっか、」

涼「でもね?やっぱり不安なの。どこかで疑っちゃってる自分がいる」

雄「まあそうだよな、」

涼「嫌だな……なんでストーカーなんて……」

雄「おまえは魅力的なんだよ」

涼「へ?」

雄「自分ではわからないと思うけど、おまえは魅力的なんだ。男でも惹かれるものがある。これは皮肉にもお前が持ってるものが引き起こしてるのかもな」

涼「うん……?」

雄「おまえは気づいてないと思うけど、スタッフさんにも狙われてたことあるんだぜ?」

涼「……え?」

雄「ほら、俺らと割と歳が近い男のスタッフさんいただろ?あいつがやめた原因、知ってる?」

涼「え?ほかの仕事見つけたからでしょ?」

雄「それは表向きの理由。本当は、おまえに手を出そうとしたのが俺らにバレたからなんだ。」

涼「どういうこと、?」

雄「よく思い出してみろ、あいつおまえにベタベタ触ってきただろ」

涼「……あ、」

雄「な?それである日あいつが山田の飲み物に薬盛ろうとしてたのを○○くんが偶然見かけて、みんなで問い詰めたってわけ。」

涼「そうだったの……」

雄「俺たち山田のことちゃんと守ってんだぜ?」

涼「……ありがとう」

雄「当たり前だろ?俺たちは仲間なんだから。とにかく気をつけろよ?狙われやすいんだから」

涼「うん、気をつける」

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ぴぷぅ(プロフ) - りよりゅなさん» ありがとうございます!私も書いていて楽しかったです笑笑 続編出しますので楽しみにしていてください! (2018年5月23日 22時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます!書くつもりです!よろしくお願いします!コメントもありがとうございます! (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» ありがとうございます!書きますよ〜!ぜひ読んでくださいね!コメントありがとうございます! (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - 山受け信者さん» ありがとうございます!期待しててください!書きますので(ニヤリ) (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぅ(プロフ) - 岡田侑翔さん» 一気読み……!嬉しいです!ありがとうございます!続編書きましょう!近々続編についてのアンケートを取ろうと思っているのでよろしくお願いします。コメントもありがとうございます! (2018年5月20日 9時) (レス) id: be6a04eb54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぷぅ | 作成日時:2018年5月16日 22時

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