第26話 ページ29
静岡県浜松市にあるとある屋敷内。
ここが今回、私達が呪霊の祓除を任された場所だ。
呪霊の等級は準1級。被害者は0人だから、ただ呪霊を祓うだけの簡単な任務だった。
だけど、そんな簡単な任務に苦戦していた。
「どこまで続くのよ
この廊下」
「ざっと30分、15kmぐらい移動したかな」
「途中つけた印も見当たりませんね」
腕につけた時計を見ている冥冥さんと、私と同じように走って少し疲れている歌姫先輩が交互に喋る。
そう、こんなに苦戦していたのは祓除対象である呪霊が見つからないからである。
「となると、屋敷に巣食う呪霊の結界はループ構造ではなく、私達の移動に合わせてツギハギしているのかもしれないね」
「それか果てしなくデカイ結界かですかね」
「かもね。でも、その可能性は低いかな」
そう言いながら冥冥さんは拳で壁を押し付ける。そうすると拳と当たった壁がグニィと曲がる。
もし、歌姫先輩が言った大きな結界だったとしたら多分壊せるハズだ。ということは、冥冥さんが言ったツギハギ説が濃厚ってことになる。
そこで歌姫先輩がこう提案した。
「二手に分かれましょう」
『「！」』
「ツギハギ説が1番有力ですよね。二手に分かれてできるだけ速く大きく不規則に動く
呪霊の結界の構成が間に合わなければ外に出られるハズ
私達の誰か1人が脱出できれば後は外から叩くなり、応援を呼ぶなりできますよね」
「いいね。じゃあAちゃんは私と行動しようか」
『了解です』
私はそう返事した後、冥冥さんのそばによった。
「じゃあ、試してみよう」
冥冥さんがそう言ってよし、やろう、と意気込んだ時、ピシッという音とともに建物にヒビが入り、そして崩れ始めた。
『えっ、なに！？』
私は突然の事態に目を瞑ってしまう。そして崩れる音が止んで、少ししてから目を開けると＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
屋敷がぶっ壊れていた。
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ミルクティー - 作者さんの、謙虚さが好き！失礼だったら、ごめんなさい。 (4月13日 17時) (
レス) @page26 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
マミ 2世(プロフ) - 雷鴉．Nさん» 雷鴉. Nさんコメントありがとうございます！セリフ褒められたの初めてだったので嬉しいです！実はそのセリフ五条さんの「大丈夫、僕、最強だから」をめっちゃ意識して書いていたので大好きって言ってもらえてとても嬉しいです！！これからも応援よろしくお願いします！ (8月30日 18時) (レス) id: acd4e1f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鴉．N - 夢主さんの『影の中なら私は最強だから』ってセリフ大好きです！ (8月30日 9時) (レス) @page48 id: 37dd88ffaf (このIDを非表示/違反報告)
マミ 2世(プロフ) - 蒼さん» 蒼さんコメントありがとうございます！はい、作者が「クズ共と戯れる」の作者のマミです。スマホが機種変したのでこちらのアカウントで更新しています！初めて見た作品が作者のだなんて…凄く嬉しいです！ありがとうございます！！これからも応援お願いします！！ (6月5日 21時) (レス) id: acd4e1f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - クズ共と戯れるの作者様ですか！？占ツクで初めて見た小説がクズ共と戯れるでした…この小説も大大大好きです！！応援してます😭🫶 (6月5日 13時) (レス) id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マミ 2世 | 作成日時：2023年5月27日 14時
