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それは、本当に突然だった。
来年から高校2年生、俺も将来のことを見据えて生活していかねばと思っていた高校1年生の春休みのことだった
氷鷹家の執事である俺は氷鷹夫妻に氷鷹家のリビングに呼び出されていた
…え、何?執事解雇の連絡とか?
それだけは勘弁何だけど
なんてことを考えながら身構えていたら。
「Aくん……来年から夢ノ咲学院に行ってくれないかしら?」
……うん???
…え、夢ノ咲学院って北斗様が通ってるアイドルの学院だろ?
…なんで俺?
『…何故私をアイドルを育成する学院に?』
「…最近男子高校生を狙う不審者が出ているんですって。2人ともイケメンだから狙われないか心配なのよ…。」
北斗様はアイドルだし、イケメンだから狙われるかもしれねーけど、俺……?
誠「だからほっちゃんとAくんを一緒に登下校させたいんだ。Aくんがいれば安心だしね。」
「だけど、北斗の通う夢ノ咲学院とAくんの通う高校は逆方面じゃない?だから一緒に登下校する、って言っても駅までしか一緒に通えないのよ……。」
誠「だからAくん、北斗と同じ夢ノ咲学院に通ってくれないか?」
『………失礼ながらご提案させて頂きますが、北斗様をお車で登下校して頂くのはどうでしょうか?』
不審者なんてすぐ捕まるだろ。
転校したところで意味なくね?
正直、アイドルの学院に転校なんて、面倒だ
「それも考えたんだけどねぇ……Aくん、あなたは車通い嫌でしょ?」
…なんで俺の話になる
『………まあ、失礼ながら…』
誠「…北斗が俺だけは嫌だ、するならAも一緒にしろ、って言ってね………」
……北斗様、それ、ただ自分が車で通いたくないからだろ……
だが、氷鷹夫妻は北斗様が心配だから一緒に登校して欲しいと土下座しそうな勢いで言ってもきて、しまいには給料を2倍にすると言われた
こんだけお世話になっているのに給料2倍とか、俺の立場は何なん?執事じゃねーの?って感じ
……そうだよな、幼少期から氷鷹家にはお世話になったしな、恩返しとか、してかなきゃいけねーし。
『………転校、します。来年から。』
こうして俺は夢ノ咲学院に通うことになった。
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しののん🐇💗 - つむぎくんの一人称は「俺」ですよ (2022年9月20日 20時) (レス) @page9 id: e8f1068a93 (このIDを非表示/違反報告)
桜良ゆき(プロフ) - 藍廼世 ゆうにさん» ゆうに様ではありませんか……!見にいらしてくださったのですね!ありがとうございます!そして、嬉しいお言葉もありがとうございます!今回は完結まで時間がかかりそうですが、最後まで見てくださると嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2020年2月4日 19時) (レス) id: 3f52f51d3c (このIDを非表示/違反報告)
藍廼世 ゆうに(プロフ) - 流石です!お話全てにゆき様のあんスタ愛と文才をひしひしと感じております!特に今回の作品は深い感じもあり、ユーモアもあり、ベーコンレタスもあるということで(オイ)ひとつひとつページを進めるのも楽しみになっています!これからも頑張って下さい!大好きです! (2020年2月4日 18時) (レス) id: 6407520300 (このIDを非表示/違反報告)
桜良ゆき(プロフ) - Momongaさん» ありがとうございます!!好きだなんて……本当に光栄です!続きも面白いと思って貰えるよう、更新頑張ります!! (2020年1月30日 20時) (レス) id: 3f52f51d3c (このIDを非表示/違反報告)
Momonga(プロフ) - 作品がとても好みです!1話ごと読むにつれて、続きがきになって... とにかく好きです!頑張ってください!応援してます(〃⌒ー⌒〃)ゞ (2020年1月30日 0時) (レス) id: 681c4b768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜良ゆき | 作成日時:2020年1月4日 18時