【創作百合】あの日飲んだソーダは、恋の味がした。 (ページ4)

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『明日一緒に浴衣買いに行かない？』

夏祭り二週間前の土曜日、突然優希さんからLINEがきた。

「ん～～？」

『是非。11時に駅前集合で大丈夫？』

『おっけ～！！大丈夫だよ』

「はぁぁぁ～……」

二人でお買い物。
もうそれはデートでは…

明日なに着ていこうかな、なんて考えているとスマホの通知がなった。

『聞いたよぉ～～ゆーきと浴衣買いに行くんでしょ～！！いいねぇ、青春っ！！』

茉優ちゃん……相変わらずすぎます。
既読スルーが安定…かな。

「こっとの～」

「お姉ちゃん…」

「あっれぇ～、もしかしてデート？」

お姉ちゃんと茉優ちゃん。どこかからかい方が似ている。

「それならねー、白いワンピースに水色のちょっと高さが高いサンダルがいいんじゃない？グレーでもいいかもね。カバンはバスケットみたいなのがあるならそれね。色が薄い麦わら帽子を合わせてもいいかも。」

お姉ちゃんはアパレル系ショップでバイトをしていて、将来正社員として働きたいそうだ。

「うん。じゃあそれで行く。ありがとう」

優希さん、可愛いって言ってくれるかな……