俺の存在 ~ Ryota.K ~

#34 ページ35

涼太 side



手術は 無事成功 。



日本に帰るまで 安静に 入院＆リハビリ 。



いつもいつも 辛くなると みんなを思い浮かべ、そのお陰で 頑張れた 。



飛行機から 降りると 出迎えてくれる メンバーが居って 、ものすごく 嬉しかった 。



早く 会って話したい ！って …



「 ただいま 。」



そう 俺が 言えば みんな 嬉しそうに笑ってくれた 。隼と玲於に 至っては ボロ泣きだけど … (笑)



空港を後にし 、龍友くんに 押されながら久々の シェアハウス 。



いつも 玄関のスロープから上り 中に 入るんだけど …



「 龍友くん 、ここに停めて ？」



亜「 え ？いつも このまま入ってたじゃん 。」



「 手だけ 、借りていい ？」



龍「 お 、おん 。 」



俺は 龍友くんの 手を借りて 立ち上がった 。



玲「 え 、まじで ？」



そのまま 歩いてみる 。



裕「 嘘やん 。涼太くん 歩けるようになったん !? 」



「 まぁ 、ちょっとね … (笑) 」



メン「 涼太 、頑張ったね 。」



数歩歩いたところで 疲れちゃって 結局は メンさんに おぶられたんだけどね (笑)



リビングに 着けば 俺を囲んで みんなが座る 。



亜「 涼太 。一先ずおかえり 。そしてね？帰ってきて早々で悪いんだけど 、涼太の気持ち次第で全然いい 。嫌なら無理にとは言わない 。けど 、聞いてくれる ？」



「うん 。なに？」



亜「 もう1回 GENERATIONSのボーカルとして 歌ってくれないかな 。俺ら GENERATIONSのボーカルはたった2人 。龍友くんと涼太しか ダメなんだよ 。まぁ 無理にとは言わへん 。どう 、かな … ？」



正直嬉しかった 。



声を失って 、体は動かないまま 。



声が戻ったからって GENEに戻れるなんて 思っても見なかったから 。



「 亜嵐くん 、龍友くん 、隼、玲於、メンさん 、そして 裕太くん 。今まで 本当にご迷惑お掛けしました 。みんなのお陰でこの通り 声が戻りました 。身体も 少しずつ 歩けるようにまでなりました 。正直 治っても 戻れる場所なんて ないって思ってたから … 。嬉しいです 。」




龍「 … で 、涼太の 答えは … ？」




「 もう一度 俺に チャンスをください 。」



メン「 お！決まり！」



裕「 車椅子のボーカル 。新しいね (笑) 」



やっぱり俺の居場所はGENERATIONSにしかないみたい 。

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